1位:浦和レッズ
2024年度トップチーム人件費:31億8600万円
2024シーズン順位:13位
2024年度の決算において、トップチーム人件費が最も高かったのは浦和レッズだった。31億8600万円で、Jリーグ唯一の30億円超えを記録している。
浦和は圧倒的な人気を背景に、日本屈指のビッグクラブへと成長。2023年度決算ではJクラブ史上初となる売上高100億円超えを達成し、2024年度はわずかに減少したが、102億1100万円と再び大台を超えた。
潤沢な資金力を武器に、2024シーズンはサミュエル・グスタフソン、オラ・ソルバッケン、渡邊凌磨らを獲得。移籍市場が開くたびにビッグネームを呼び込むクラブとして存在感を放ってきた。
しかし、肝心の結果がついてこない。2024シーズンはマティアス・ヘグモ監督を迎え、縦に速い超攻撃サッカーを掲げたものの、最終順位は13位。クラブはマチェイ・スコルジャ監督を呼び戻し、2025シーズンに臨んでいる。
クラブからの発表によると、2024年度のトップチーム選手と指導者の報酬の総額は39億7000万円。監督を含むコーチングスタッフへの投資額も大きいが、目指す方向性とのかみ合わせには課題が見える。
観客動員数は依然として圧倒的で、売上高も人件費もトップ。浦和が日本屈指のクラブであることは疑いようがない。
だが、直近6シーズンで5位以内に入ったのは2023シーズンの4位のみ。2桁順位が3回という成績は、明らかに何かがうまくかみ合っていないことの証明だ。
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