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ブンデス勢は好位置も、プレミア勢は厳しい立場。本田&長友は名門再建のカギを握る存在に。海外組の現在地をチェック

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

吉田は好転、香川&宮市は厳しい立場に

 次に、3選手が在籍するイングランド・プレミアリーグ。香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)、吉田麻也(サウサンプトン)、宮市亮(アーセナル)は、いずれもクラブで居場所を見つけることに苦労している。

 ただ、そんな中でも吉田は昨シーズンとは異なり、定位置を奪回出来るチャンスが十分にある。デヤン・ロブレンがリヴァプールに移籍したことでポジションが空き、プレシーズンマッチでも連続してフル出場。17日に行われたリヴァプールとの開幕戦でも1-2で敗れたものの、フル出場を果たしている。

 ただ、サウサンプトンはルーマニア代表のセンターバック、フローリン・ガルドスを獲得。ロナルド・クーマン新監督たっての希望で獲得したとされており、開幕戦は負傷欠場したことで吉田に出番が回ってきたと言われている。

 とは言え、ガルドスもまだまだ未知数。吉田も努力次第では新主将に就任したジョゼ・フォンテの相方に戻れる可能性もあるだろう。

 対して、香川と宮市は厳しい状況にある。香川は、スオゥンジーとの開幕戦にベンチ入りしたものの、出場機会なく敗戦。

 戦力外と報じられたナニとフェライニに遅れをとっている現状は、彼のキャリアでも最も厳しい状況に置かれていると言える。

 そして、宮市はクリスタル・パレスとの開幕戦で恒例のベンチ外。「負傷のため」と報じられてはいるが、負傷だろうと万全だろうと“ベンチに入るか入らないか”というラインにいるのが現状となっている。

 

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