フットボールチャンネル

堅守だが意外な脆さも。勝利必須のギリシャ戦、攻略のカギはどこに? ポイントは遠藤の先発復帰

text by 桑村健太 photo by Getty Images

勝つしかないギリシャ戦

 運命のギリシャ戦が刻一刻と迫っている。

 出場国が32ヵ国になった1998年大会以来、初戦を落としたケースは全部で46例あるが、そのうち勝ち抜けを決めたのは全体の8.69%にあたるわずかに4例。その4チームはその後の2試合で勝ち点6ないしは4を手にしており、統計を信じるのであれば、ギリシャに敗れた時点で日本の航海は終わる。

 遠藤や香川、本田を中心にテンポよくパスを回し、生まれたスペースを一気に突く―。今回のギリシャ戦では、ザッケローニ監督が就任以来目指してきた“仕掛ける”サッカーを見せてほしい。主導権は掴めるのである。失敗を恐れず、自信を持ってこの4年間培ってきたものを見せつければ良い。

 コートジボワール戦終了後、キャプテン長谷部誠は「自分たちのサッカーが表現できなかった」と悔しさを滲ませた。私たちの4年間を、こんな形で終わらせるわけにはいかない。日はまた昇ると信じている。

【了】

関連リンク

眼・術・戦 ヤット流ゲームメイクの極意
天才のプレービジョン
強いやつに勝ちたい。世界中に認められたい
日本代表・山口蛍の『判断力』の磨き方
伸ばす力 世界で輝く「日本人選手」育成レシピ
僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代
本田圭佑選手プロデュースサッカースクール
柿谷曜一朗のサッカースーパーテクニックバイブル【DVD付】
大久保嘉人のサッカー攻撃テクニックバイブル
サッカー日本代表 きゃらぺた エンブレムVer.
遠藤保仁、W杯を語る。日本サッカーが手にした知性

1 2 3 4 5 6

KANZENからのお知らせ

scroll top