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セレッソ大阪、5年間の歴代フォーメーション。J2時代にフォルランが退団、劇的すぎるルヴァン杯&天皇杯制覇

Jリーグの各クラブは、毎年メンバーを変えながらシーズンを戦っている。5年前と比べると、ほとんどのチームでメンバーの大半が入れ替わっている。今回、フットボールチャンネルでは、セレッソ大阪の過去5年間の主要メンバーや基本システムをシーズンごとに紹介していく。

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

フォルラン退団(2015年)

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セレッソ大阪、2015シーズンの基本フォーメーション(黄色は新加入選手)

【シーズン成績】
明治安田生命J2リーグ:4位
天皇杯:1回戦敗退


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 セレッソ大阪は2014年シーズン、2度の監督交代も報われずに17位でJ2に降格した。オフには前年にレギュラー定着を果たした杉本健勇と南野拓実が抜けた一方で、橋本英郎、茂庭輝幸、中澤聡太、玉田圭司らベテランを獲得。新監督にパウロ・アウトゥオリを据えて、チームの再建を図った。

 開幕から6戦無敗の好スタートを切ったが、22チームが3つの昇格枠を争う昇格争いはし烈を極める。14試合目で早くも5つ目の敗北を喫したC大阪は、J1昇格プレーオフ圏外の8位に転落している。

 2度の衝撃がシーズン途中のチームを襲った。まずは6月、ディエゴ・フォルランの退団が決まった。前年に加入したディエゴ・フォルランは、京都サンガ戦でハットトリックをマークするなど、16試合で10ゴールを挙げて貫録を見せていた。しかし、6月1日の北海道コンサドーレ札幌戦を最後に出場はなく、そのまま契約満了となった。

 6億円ともいわれるフォルランの高額年俸は、クラブの経営体力を圧迫していたようだった。14年7月にバーゼルに移籍した柿谷曜一朗の代役として獲得したカカウも同様で、夏に契約満了でフォルランと同じようにチームを去っている。

 両FWが抜けたチームだが、6月から9月の20試合をわずか2敗で切り抜けて3位に浮上。しかし、プレーオフを間近に控える11月に再び衝撃が走る。最終節を前に3敗2分と苦しんだクラブは大きな決断を下した。アウトゥオリが監督退任となり、大熊清強化部長が後任に就いた。

 勝ち点67は優勝した大宮アルディージャと17ポイント差、自動昇格を決めた2位ジュビロ磐田とも15ポイント差で、シーズンを4位で終えた。J1昇格プレーオフは準決勝、決勝ともに引き分け。引き分けはリーグ戦上位チームが勝ち抜くレギュレーションだったため、5位・愛媛FCを下して決勝に駒を進めたが、3位・アビスパ福岡に屈した。

 シーズンを通じて勝ちきれない試合が多く、フォルランが抜けた6月以降は得点力不足が響いた。プレーオフを含めて引き分けの数は44試合中14試合と、およそ1/3を占める結果となった。

▽GK
キム・ジンヒョン

▽DF
酒本憲幸
山下達也
染谷悠太
丸橋祐介

▽MF
関口訓充
山口蛍
扇原貴宏
パブロ

▽FW
玉田圭司
田代有三

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