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Jリーグ 4年前

J1、今節の見どころは? 多摩川クラシコに神奈川ダービーも。平日ナイターに注目カード目白押し

明治安田生命J1リーグの第3節が8日に開催される。新型コロナウイルス感染拡大の影響による中断が明けて2試合目となる今節はどのような対戦カードが組まれているのか。注目試合や選手、見どころをピックアップした。

text by 編集部 photo by Editors

鹿島アントラーズ対北海道コンサドーレ札幌

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注目カード(明治安田生命J1リーグ)
鹿島アントラーズ対北海道コンサドーレ札幌
7月8日(水)19:00

注目選手
MF:ファン・アラーノ(鹿島)
MF:荒野拓馬(札幌)


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 対照的なリスタートを切ったチーム同士の対戦になる。

 鹿島アントラーズのザーゴ体制は試行錯誤が続き、リーグ再開初戦で川崎フロンターレに敗れた。一方の北海道コンサドーレ札幌は戦術的な成熟度が非常に高く、再開初戦はチャナティップから鈴木武蔵のホットラインで2得点を挙げる勝利を収めた。

 開幕連敗となった鹿島は、まだ選手たちが迷いながらプレーしている印象だ。フロンターレ戦も序盤に2失点を喫し、反撃はオウンゴールの1点のみとなかなか攻撃が噛み合わずに苦戦を強いられている。

 チーム全体で戦術練習の時間をあまり確保できない過密日程の中で、試合をこなしながら完成度をどこまで高められるか。ファン・アラーノやエヴェラウドといった新外国人選手たちとの関係性も確立し、札幌のゴールをこじ開けたい。

 このカードの過去の対戦成績では、鹿島の15勝に対して札幌はわずかに1勝しか挙げられていない。ならば、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督率いる今のチームが2勝目を挙げるチャンスかもしれない。

 前節2得点を挙げた鈴木武蔵は開幕から連発で、チャナティップやジェイといった外国人選手たちと形成する1トップ+2シャドーの破壊力は今季も健在。彼らを輝かせるためにも、アウェイにはなるが、後方からの丁寧なビルドアップで鹿島から主導権を奪ってゴールに迫りたい。

 前線の3人の働きは勝利を目指す上でもちろん重要で、さらに荒野拓馬もキーマンになりそう。バランスをとりながらパスワークの中心となり、さらに球際のバトルで中盤の主導権を握りたい。そして複数ポジションをこなせることは、交代枠が5人に拡大されたことでより大きなメリットとして際立つだろう。札幌生え抜きの27歳、常勝軍団相手に腕の見せどころだ。

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