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Jリーグ 3年前

Jリーグ移籍まとめ(2)。夏に新天地を求めた選手を紹介、今回はこの5人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

元アーセナル所属の韋駄天ドリブラー

0826-宮市
【写真:Getty Images】


FW:宮市亮(みやいち・りょう/背番号17)
生年月日:1992年12月14日(28歳)
20/21リーグ戦成績:26試合1得点2アシスト
所属クラブ:ザンクトパウリ(ドイツ2部)→横浜F・マリノス

 中京大学付属中京高等学校在学時にU-16日本代表に選出されAFC U-16選手権に出場した宮市亮は、宇佐美貴史らとともに翌年のFIFA U-17ワールドカップにも出場。代表で活躍した宮市は、高校2年次の冬にFCケルンの練習に参加した。3年次には、世界的ビッグクラブのアーセナルとアヤックスの練習に参加。アーセナルの監督を務めるアーセン・ベンゲルから高い評価を受け、同年12月に5年契約でアーセナル加入が発表された。

 イギリスの労働ビザ取得という問題もあり、その後はレンタル移籍を繰り返した。レンタル先でインパクトを残すも、スター選手が集まるアーセナルでは度重なる怪我の影響もあり、公式戦出場は7試合のみ。契約満了となった2015年にドイツ2部のザンクトパウリにフリーで移籍となった。

 ザンクトパウリでは加入後すぐにスタメンに定着。しかし、両膝の前十字靭帯断裂による長期離脱や度重なる怪我により、離脱と復帰を繰り返すシーズンが続いた。それでも、圧倒的な加速力でサイドを突破する宮市のスピードは、世界トップレベルのDFにも通用することを示している。今夏、横浜F・マリノスに加入しプロ初のJリーグ挑戦となるこの快速MFは、日本で再び輝きを取り戻すことは出来るだろうか。

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