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Jリーグ 3年前

Jリーグ移籍まとめ(2)。夏に新天地を求めた選手を紹介、今回はこの5人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

イニエスタと再会した元バルセロナFW

0826-ボージャン
【写真:Getty Images】


FW:ボージャン・クルキッチ(背番号9)
生年月日:1990年8月28日(30歳)
20/21リーグ戦成績:14試合4得点1アシスト(モントリオール・インパクト)
所属クラブ:無所属→ヴィッセル神戸

 リオネル・メッシやアンドレス・イニエスタとともにバルセロナの黄金期を築いたボージャン・クルキッチが今夏、ヴィッセル神戸で再びイニエスタとタッグを組む。2011年にバルセロナを退団後、数々のクラブを渡り歩くもスペインで魅せた輝きを取り戻すことができず、苦悩のシーズンを過ごしていた。2019年には欧州を離れ、アメリカに活躍の場を移すも2020シーズン終了後に退団。無所属となったかつての逸材は、今月9日にヴィッセル神戸加入が発表された。

 17歳でバルセロナのトップチームデビューを果たしたボージャンは、1年目にリーグ戦31試合に出場し10得点を記録。ラウール・ゴンザレスの9得点を上回り、デビューシーズンの最多得点記録を樹立した。しかし、ジョゼップ・グアルディオラが監督に就任すると、メッシを3トップの中央に置いた偽9番システムを採用。徐々に出場機会が減少したボージャンは、2011年にASローマに移籍した。

 ASローマ移籍後、1つのチームに止まることが出来ずに各チームを転々としたボージャンは、2014年に当時プレミアリーグで戦うストーク・シティに移籍。ここでは、3シーズンに渡り主力として定着したが、怪我の影響もあり徐々に出場機会減少した。その後レンタル移籍でボージャンを放出したチームはチャンピオンシップ(2部相当)に降格。2019年に退団することとなった。

 今年で31歳を向かえるボージャンは、スピードを活かした裏へ抜け出しから貪欲にゴールを狙うかつてのプレースタイルとは異なり、自身も周りを活かしつつミドルシュートやペナルティーエリア内で合わせるプレースタイルに変貌を遂げている。欧州のビッグクラブを渡り歩いてきたこのFWは、イニエスタとの再タッグでヴィッセル神戸にタイトルをもたらすことは出来るだろうか。

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