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Jリーグ 3年前

Jリーグ移籍まとめ(2)。夏に新天地を求めた選手を紹介、今回はこの5人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ネイマールを完封した日本代表SB

0826-酒井
【写真:Getty Images】


DF:酒井宏樹(さかい・ひろき/背番号2)
生年月日:1990年4月12日(31歳)
20/21リーグ戦成績:29試合0得点1アシスト(マルセイユ)
所属クラブ:マルセイユ(フランス1部)→浦和レッズ

 東京五輪にオーバーエイジ(OA)として出場しベスト4進出に貢献した酒井宏樹はこの夏、9年ぶりのJリーグ復帰を決断。2012年に柏レイソルから欧州に移籍し、ハノーファーとマルセイユで活躍した酒井は、古巣ではなく浦和レッズに加入した。

 工藤壮人ら黄金世代メンバーとともに2009年にトップチーム昇格した酒井は、持ち前の攻撃力と高速クロスで注目を集めた。2011年にはJリーグ史上初となる昇格初年度でのJ1優勝に貢献し、Jリーグベストイレブンとベストヤングプレイヤーを受賞。翌年、海外からの多くのオファーを受け、ドイツのハノーファーに移籍した。

 ドイツでも定位置を確保し4年に渡り活躍したが、2016年の降格を機にフランスの強豪、マルセイユへ移籍を決断。低迷期にあったマルセイユでは、献身的なプレーですぐにスタメンに定着するとともにファンの心を掴んだ。17/18シーズンのヨーロッパリーグでは、RBライプツィヒとの準々決勝2ndレグで後半アディショナルタイムにゴールを記録。その後、決勝でアトレティコ・マドリードに敗れ優勝を逃すも、酒井のゴールはファンの記憶に残り続けている。パリ・サンジェルマン戦ではネイマールと幾度となくマッチアップし、完全に封じた試合もある。

 そして6月10日に浦和レッズ加入が発表されると、東京五輪後の今月14日のサガン鳥栖戦で移籍後初出場を果たした。豊富な運動量で攻守に貢献する献身的なプレーと最大の武器である高速クロスは健在。欧州で培った酒井の経験は、リーグトップ3を目指す浦和にとって重要なものとなるはずだ。

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