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史上最高額の日本人は誰だ? サッカー選手歴代市場価値ランキング21~25位。Jリーグの歴史に名を残す名選手たちに欧州で覚醒中のストライカーも!

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部

22位:圧巻の得点力を誇るDF

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【写真:Getty Images】


DF:田中マルクス闘莉王(浦和レッズ)
最高市場価値:600万ユーロ(約7.2億円)
更新日:2009年5月19日(当時28歳)

 日系ブラジル人の父とイタリア系ブラジル人の母の間に生まれた田中マルクス闘莉王は、ブラジルで生まれ育った後、16歳の時に渋谷幕張高校へと留学するために来日。高校卒業後の2001年にはサンフレッチェ広島に入団した。また、水戸ホーリーホックへと期限付き移籍していた2003年10月には日本国籍を取得している。

 2004年に浦和レッズへと完全移籍を果たすとすぐに不動のレギュラーに定着し、2006シーズンの浦和のJ1初優勝にも大きく貢献した。闘莉王自身はJリーグ年間最優秀選手賞と日本年間最優秀選手賞を受賞している。また、同年8月からは日本代表にも選出されており、代表でも瞬く間に主軸に定着した。

 闘莉王の市場価格は浦和加入後から上昇を続け、09年5月には自身最高額となる600万ユーロ(約7.2億円)に到達した。欧州のクラブへと移籍した経験はないが、2004年から2012年にかけて9年連続でJ1のベストイレブンに選出されていること、そして日本代表でも中澤佑二と鉄壁のCBコンビを築いたことから明らかなように闘莉王は日本屈指のCBとして評価されていた。

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