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Jリーグ 2年前

「解任ブースト」はあるのか? Jリーグ成績上昇ランキング。2021シーズン途中のJ1監督解任、前後の成績を比較すると…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

4位:ガンバ大阪


【写真:Getty Images】


宮本恒靖

10試合/1勝4分5敗/3得点9失点
獲得勝ち点:7ポイント
1試合平均の勝ち点:0.70ポイント

松波正信

28試合/11勝4分13敗/30得点40失点
獲得勝ち点:37ポイント
1試合平均の勝ち点:1.32

 宮本恒靖監督は、前年度にJ1で2位という好成績を残しながら開幕10試合目で解任されることとなった。手堅く守ってカウンターで前線の長身FWにフィニッシュを託す戦い方から、ボールを保持して主導権を握りにいく攻撃的な戦術に転換を図る中で、最適なバランスを見出せなかった。

 むしろリーグ開幕から10試合でわずか3得点という極度の得点力不足に陥ってしまった。チーム内に新型コロナウイルス陽性者が続出するなどの影響も受けて新システムの4-3-3が機能しきらないまま、フロントは監督交代に踏み切った。

 宮本監督解任後は松波正信強化アカデミー部長(当時)が暫定的に指揮を執り、正式な後任を探す予定だったが適任者が見つからず、そのまま正式監督に。序盤の絶不調時に比べれば勝ち点は伸びたものの、状況は大きく変わらず残留争いに巻き込まれた末に13位フィニッシュという結末になった。

監督解任前後の1試合平均勝ち点差:+0.62ポイント

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