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スペック最強は誰? サッカー日本代表、能力値ランキング11〜20位【カタールワールドカップ】

シリーズ:カタールワールドカップ能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

11位:酒井宏樹(浦和レッズ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1990年4月12日
市場価値:170万ユーロ(約2億円)
2022リーグ戦成績:20試合0得点3アシスト
代表通算成績:72試合1得点12アシスト

 日本代表史上最高の右サイドバックと呼び声高いのが酒井宏樹だ。ブラジルワールドカップまでは内田篤人が右サイドの絶対的存在だったが、同選手が代表から離れて以降は不動の地位を築いている。近年は年齢の影響もあってか怪我による離脱の頻度が増えている印象があるが、ピッチに立った際のパフォーマンスは相変わらず安定している。

 フランスやドイツで長く活躍し、多くのスター選手と対峙してきたこともあり、1対1の強さはもはや達人の域にある。相手との距離感が常に絶妙で、寄せの速さも素晴らしい。簡単に足を出すようなことはほぼなく、相手の出方をしっかりと見極めてから体を当てるなど、安心して見ていられる。また、185cmの長身を生かした「空中戦」も得意と、「守備力」はピカイチだ。

 ポジションを争うライバルである山根視来ほどの「攻撃力」はないかもしれないが、弱点というわけでもない。馬力のある前線への飛び出しから繰り出すクロスは精度が高く、一列前の選手を生かすための“おとり”になるランニングも光るものがある。能力値を見ても「60」以下になった項目はなし。この攻守におけるバランスこそが、日本代表で長く活躍できる理由だ。


【了】

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