フットボールチャンネル

Jリーグ 1年前

サッカー日本代表入りにも期待! Jリーグ今季注目の6人。J3→J1の逸材、長い修行から復帰

text by 元川悦子 photo by Getty Images

FW:横山歩夢


【写真:Getty Images】

生年月日:2003年3月4日(19歳)
所属クラブ:松本山雅→サガン鳥栖
2022リーグ戦成績:29試合11得点1アシスト(J3)

 AFC U-20アジアカップ、FIFA U-20ワールドカップが控える2023年は2003年生まれ以降のU-20世代のさらなる底上げが期待されるところ。すでに松木玖生がFC東京で定位置を確保しているが、それに続く選手が続々と出てこなければ、日本サッカー界のさらなる成長は見込めない。

 そこで注目されるのが、今季からJ1に参戦する横山歩夢だ。

 2021年に東海大学付属高輪台高校から松本山雅入りした。卓越したドリブル技術とスピードを売りにいきなり開幕戦・レノファ山口戦でプロデビューを飾り、序盤戦だけで10試合以上に起用されている。だが、指揮官が柴田峡監督から名波浩監督に代わると出番がなくなり、チームのJ3降格を黙ってみているだけになってしまった。

 だが、2022年は若返りを前面に押し出した名波体制の山雅で大黒柱と位置づけられ、ゴールラッシュを披露。U-19日本代表にも入り、5~6月のモーリスリベロトーナメントでは世界基準を体感した。そこからはやや得点ペースが鈍ったものの、強引に局面を打開し、シュートを打ちに行く姿勢を示し続け、大きなインパクトを残した。

 そして今季は2階級昇格した鳥栖で勝負を賭けることになる。ここでもコンスタントに結果を残せれば、海外移籍、パリ五輪、A代表も見えてくる。「ネクスト前田大然」の評判通り爆発的成長を遂げてほしいものである。

1 2 3 4 5 6

KANZENからのお知らせ

scroll top