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Jリーグ 1年前

サッカー日本代表入りにも期待! Jリーグ今季注目の6人。J3→J1の逸材、長い修行から復帰

text by 元川悦子 photo by Getty Images

FW:加藤陸次樹


【写真:Getty Images】

生年月日:1997年8月6日(25歳)
所属クラブ:セレッソ大阪
2022リーグ戦成績:26試合6得点2シスト

 昨季からセレッソ大阪で杉本健勇や大久保嘉人が背負ってきた20番をつけ、FWの大黒柱に君臨したのが加藤陸次樹だ。「あいつは可能性がある」と大久保に言わしめる点取り屋はセレッソ3年目となる今季に賭けているに違いない。

 原口元気を輩出した江南南サッカー少年団出身の彼はサンフレッチェ広島ユースを経て中央大学へ。そして入団テストを受けて2020年に金沢でプロキャリアをスタートさせた苦労人である。だが、その金沢で持ち前の得点感覚を開花させ、J2で13ゴールをゲット。その活躍をセレッソに認められ、1年で個人昇格を果たした。

 そして大久保の現役ラストイヤーとなった2021年にJ1で7得点を挙げ、存在感を示した。背番号20を受け継ぐことになったのも、Jリーグ最多得点記録を持つ偉大な先人から才能を認められたからだろう。

 2022年は昨年に続いてYBCルヴァンカップ決勝に進み、彼自身が先制弾を叩き出しながら、チームは逆転負けを喫し、またも頂点に手が届かなかった。その分、「自分がチームにタイトルをもたらさなければいけない」と強く思ったはず。そのためには、2ケタゴールはノルマだ。今季はレオ・セアラや藤尾翔太の加入もあり、前線争いは激化するが、彼らしい泥臭さでセレッソの看板FWに君臨してほしい。

【了】

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