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Jリーグ 1年前

香川真司はどうなる? Jリーグ復帰1年目に大活躍した5人。欧州から帰ってきた英雄たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:中村俊輔


【写真:Getty Images】


生年月日:1978年6月24日
移籍:エスパニョール(スペイン)→横浜F・マリノス
初年度リーグ戦成績:32試合5得点

 背番号10といえば、中村俊輔を思い浮かべる人も多いだろう。横浜F・マリノスで背番号10を与えられたプロ3年目に、Jリーグベストイレブンに初めて選出された。翌年にはJリーグ年間MVP、に輝き、日本代表でも10番をつけるようになった。

 2002年の日韓ワールドカップ落選の失意から間もなく、イタリア・セリエAのレッジーナに活躍の場を移し、05年夏にはスコットランドの強豪セルティックに移籍。UEFAチャンピオンズリーグではマンチェスター・ユナイテッドから直接FKを沈め、06/07シーズンにはリーグベストイレブンにも選出された。しかし、09年夏に加入したエスパニョールでは輝きを失い、わずか半年で古巣マリノス復帰を決断した。

 欧州とは異なる気候やスタイルの適応に時間がかかる選手もいる中、中村は1年目から獅子奮迅の活躍を見せた。シーズン途中に行われた南アフリカワールドカップでは控えに甘んじたが、マリノスではリーグ戦32試合に出場して5得点をマークした。11年にはキャプテンに就任し、13年には自己最多となる10得点をマーク。チームは惜しくも優勝を逃したが、自身は2度目となる年間MVPに輝いた。13年の活躍が注目されがちだが、連覇の後に中位に留まり続けていたマリノスを再び優勝争いへと引き上げた功績は大きかった。

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