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Jリーグ 1年前

香川真司はどうなる? Jリーグ復帰1年目に大活躍した5人。欧州から帰ってきた英雄たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:宇佐美貴史


【写真:Getty Images】


生年月日:1992年5月6日
移籍:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)→ガンバ大阪
初年度リーグ戦成績:18試合19得点

 10代の頃からその才能を高く評価されてきた宇佐美貴史は、16歳にしてトップチーム昇格を果たし、ガンバ大阪史上最年少デビュー&得点を記録した。翌年はリーグ戦26試合出場で7得点を記録し、プロ3年目の夏、19歳のときにバイエルン・ミュンヘンへと移籍した。

 しかし、アリエン・ロッベンやフランク・リベリーといった世界最高クラスの才能が集まるビッグクラブで居場所を築くことはできなかった。12/13シーズンはホッフェンハイムに期限付き移籍するも、シーズン終盤は戦力としてカウントされず。買取オプションは行使されず、同シーズン限りでホッフェンハイムを離れることとなった。

 このタイミングでラブコールを送ったのは、前年度に降格し、J2で熾烈なJ1昇格争いを繰り広げていた古巣ガンバだった。ブンデスリーガのシーズン終了から1か月後にガンバ復帰が発表され、その約1か月後の復帰戦では勝ち点で並ぶヴィッセル神戸から2得点を奪って逆転勝利の立役者となった。宇佐美はわずか半年で18試合19得点という結果を残し、J2優勝に導いた。翌年も勢いは止まらず、パトリックとのコンビで得点を量産し、国内3冠へとチームを牽引。くすぶりかけていた才能は、古巣で見事に復活を遂げた。

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