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Jリーグ 10か月前

厳しい立場…。Jリーグ出場ゼロの若手5人。移籍の可能性は? チャンスを得られない有望株たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:名願斗哉


【写真:Getty Images】

所属クラブ:川崎フロンターレ
生年月日:2004年6月29日(19歳)
2023リーグ戦成績:なし
2023リーグ杯成績:1試合0得点0アシスト

 ガンバ大阪ジュニアユースから履正社高校に進んだ名願斗哉は、この年代でトップクラスのアタッカーだ。全国高校サッカー選手権でもその技術の高さを披露し、背番号10を背負った3年次にはチームが3回戦敗退ながら優秀選手に選ばれている。昨年9月には2023シーズンから川崎フロンターレに加入することが発表された。

 左サイドからの仕掛けを得意とする右利きのアタッカーで、三笘薫が比較対象にされることが多い。相手の逆を突いて一瞬で抜き去る切れ味鋭いドリブルは魅力だが、川崎ではその特徴をまだ発揮できていない。公式戦でプレーしたのは3月8日のYBCルヴァンカップ・清水エスパルス戦のみ。3トップの左で先発したが、前半終了とともにベンチに退いている。リーグ戦では4月23日の浦和レッズ戦が唯一のメンバー入りで、ここまで出場機会はない。

 1年目から活躍した三笘薫や守田英正は大卒で、アカデミー出身の田中碧がコンスタントに出場機会を得られるようになったのは3年目。宮代大聖も期限付き移籍を経て戦力になっている。高卒1年目の選手が川崎のそうそうたるメンバーに割って入るのは容易ではないが、名願はプレーするチャンスを掴むことができるのだろうか。

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