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Jリーグ 2か月前

育成上手!? Jリーグ、クラブ別アカデミー出身選手の総市場価値ランキング11〜20位

シリーズ:クラブ市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

17位:湘南ベルマーレ


【写真:Getty Images】


監督:山口智
2023リーグ戦成績:15位(8勝10分16敗)

アカデミー出身選手の総市場価値: 80万ユーロ(約1.12億円)
最高額選手:田中聡(70万ユーロ/約9800万円)

 17位には湘南ベルマーレがランクインした。

 湘南のアカデミーと言えば、現日本代表MF遠藤航の発掘に成功している。高校進学のタイミングで湘南のユースに入団した遠藤は、2010年にJリーグデビューを果たすと、翌年トップチームに昇格。湘南とその後移籍した浦和レッズで高い評価を得て、現在まで欧州のトップレベルの舞台で活躍し続けている。

 “デュエル王”を輩出したアカデミー出身選手の中で、現在トップチームに在籍するのは3人。最も高い市場価値を持つのがMF田中聡(70万ユーロ/約9800万円)だ。3人の総市場価値が80万ユーロ(約1.12億円)であるため、田中が湘南を今回のランキング17位まで押し上げていると言っても過言ではない。世代別日本代表に何度も招集されている同選手は、湘南でJリーグデビューすると2022年にコルトレイク(ベルギー)へ期限付き移籍。1年間の武者修行を経て昨夏に湘南へ復帰した。今季前半戦の活躍次第では、今年開催されるパリオリンピックの代表メンバーへの選出が期待される。

 残る2人は、GK真田幸太とFW石井久継。両選手とも市場価値は5万ユーロ(約700万円)となっている。24歳の真田は昨季まで湘南でプレーしていたDF石原広教(浦和レッズ)と同学年で、ユースで苦楽を共にしている。

 昨季は長くリーグ最下位をさまよう苦しいシーズンではあったが、終盤で勝負強さを見せて15位まで順位を上げてJ1残留を達成した。今季のJ1は20クラブが所属し、最終的に下位3クラブがJ2へ自動降格する。今季こそは『一戦必湘』で、残留争いに巻き込まれない順風満帆なシーズンを過ごしたい。

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