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Jリーグ 2か月前

育成上手!? Jリーグ、クラブ別アカデミー出身選手の総市場価値ランキング11〜20位

シリーズ:クラブ市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

15位:名古屋グランパス


【写真:Getty Images】


監督:長谷川健太
2023リーグ戦成績:6位(14勝10分10敗)

アカデミー出身選手の総市場価値: 105万ユーロ(1.47億円)
最高額選手:井上詩音(40万ユーロ/約5600万円)

 名古屋グランパスのアカデミーはこれまで多くのプロサッカー選手を輩出してきた。特にディフェンダーの育成において高い実績を誇り、吉田麻也(LAギャラクシー)、菅原由勢(AZアルクマール)、藤井陽也(コルトレイク)と、近年の日本代表のディフェンスラインを支える選手たちがアカデミー出身選手に名を連ねている。

 現在トップチームでプレーするアカデミー出身選手の中で、市場価値トップに立ったのはDF井上詩音だ。井上の市場価値は40万ユーロ(約5600万円)となっている。昨季は大卒プロ1年目ながらヴァンフォーレ甲府の主力に定着し、リーグ戦のみならずAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を経験した。今季は思い出のある名古屋に活躍の場を移し、新加入ながら副キャプテンに就任。スピードを生かした力強い対人守備で「堅守・名古屋」の再興を託されている。

 また、守備陣だけでなく攻撃陣においても、今季はアカデミー出身の選手の活躍に大きな期待が寄せられている。開幕戦(鹿島アントラーズ戦)に後半から出場したMF倍井(ますい)謙は、サイドからドリブルで果敢に仕掛けていきポテンシャルの大きさを感じさせた。第2節終了時点で2連敗(0得点4失点)と暗雲立ち込める名古屋において、新加入の倍井が見せたキレキレのドリブルとチャンスメイクは唯一の光明と言っても過言ではないだろう。

 今季の名古屋は、成長してクラブに戻ってきたアカデミー育ちの選手たちが上位躍進のカギを握る。

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