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Jリーグ 2か月前

育成上手!? Jリーグ、クラブ別アカデミー出身選手の総市場価値ランキング11〜20位

シリーズ:クラブ市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

16位:サガン鳥栖


【写真:Getty Images】


監督:川井健太
2023リーグ戦成績:14位(9勝11分14敗)

アカデミー出身選手の総市場価値: 85万ユーロ(約1.19億円)
最高額選手:本田風智(60万ユーロ/約8400万円)

 2012年に念願だったJ1へ初昇格を果たしたサガン鳥栖は、それ以来1度もJ2に降格していない。見事にJ1定着を果たした要因には、同クラブが持つ優秀なアカデミーが挙げられるだろう。過去には鎌田大地や田川亨介といった、今や海外クラブで戦う選手も輩出。最近では2022年にアカデミーを卒業した福井太智が、欧州屈指の強豪バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)へ完全移籍を果たしている。

 現在同クラブに所属する選手のうち、アカデミー出身で市場価値が最高額となっているのがMF本田風智だ。弱冠22歳ながら背番号10を付ける本田の市場価値は、60万ユーロ(約8400万円)となっている。ボールを持っても落ちないスピードと優れたゴールへの嗅覚をもつ同選手は、昨季リーグ戦12試合に出場して3ゴールを記録した。充実したシーズンを過ごすかと思われたが、残念ながらシーズン途中に左膝外側半月板を断裂し負傷離脱。クラブから復帰時期はアナウンスされていないが、しっかりと完治させて今季に戦列復帰となれば“最高の補強”となるだろう。

 川井健太体制3年目となる今季は、開幕戦(アルビレックス新潟戦)に敗れて残念なスタートとなったものの、第2節は北海道コンサドーレ札幌相手に4-0の快勝。新加入のFWコンビ、マルセロ・ヒヤンとヴィニシウス・アラウージョが早くもゴールという結果を残した。このまま上昇気流に乗ってトップハーフの順位を維持したい。

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