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Jリーグ 4週間前

「苦しいです」家長昭博が見つめる川崎フロンターレの厳しい現実。「いまはほとんどない」全盛期の強みとは?【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグ第11節、川崎フロンターレ対浦和レッズが3日に行われ、ホームチームが3-1で勝利を収めた。この試合で今季初ゴールを決め勝利の立役者になった家長昭博だが、その結果に対し喜びを表現する余裕はない。全盛期を知っているからこそ、チームの厳しい現実に目を向けている。(取材・文:藤江直人)


「いまも苦しいです。はい」

川崎フロンターレのMF家長昭博
【写真:Getty Images】

 勝って兜の緒を締めた。J1リーグ戦で1カ月以上も遠ざかっていた勝利を手にした、3日の浦和レッズ戦後の取材エリア。チームが苦しかった時期に何かをはたらきかけたのか、と問われた川崎フロンターレのMF家長昭博は「ないですね」と即答し、さらにこんな言葉を紡いだ。

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「いまも苦しいです。はい」

 キャプテンのMF脇坂泰斗、FW山田新、そしてMF橘田健人がゴールで競演し、3-0の快勝劇で今シーズン2勝目をあげた3月30日のFC東京戦を境に、川崎Fは長く、暗いトンネルに入り込んだ。

 4月に行われた5試合は3分2敗と未勝利が続いた。しかも、風間八宏監督時代の2012シーズン第15節から第18節以来となる4試合連続無得点も記録。サンフレッチェ広島との前節では5試合ぶりにゴールを決めて、12年ぶりの不名誉な記録更新こそ止めたが、試合は2-2の引き分けに終わった。

 浦和戦のキックオフ前の時点で、順位はJ2への降格圏もちらつく16位に低迷していた。だからこそ3ゴールを奪い、失点を1にとどめた末にもぎ取った6試合ぶりの勝利に、今シーズンで最多となる2万3457人で埋まったホームのUvanceとどろきスタジアムは大歓声に包まれた。

 それでも家長はチームが直面する現実を見極めながら、冷静に言葉を紡いだ。

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