3位:サンフレッチェ広島

【写真:Getty Images】
5月通算試合数:92試合
通算勝利数:47勝
通算勝率:51.1%
Jリーグクラブで3番目に5月の勝率が高いのはサンフレッチェ広島である。同クラブは勝率51.1%と、5月をかなり得意としている。
2004年に3勝2分を記録するなど、2000年代初期から5月に強い広島だが、最も同月との相性の良さが発揮されたのは2006年シーズンだ。当時の広島はクラブワーストのリーグ戦開幕10試合未勝利と、苦しい戦いが続いていたが、望月一頼暫定監督のもと、5月に行われた2試合を連勝。後任に迎えたミハイロ・ペトロヴィッチ監督までのつなぎ役を全うした。
翌年にJ2降格の憂き目に遭った広島だが、有望な若手に加え佐藤寿人ら主力選手がおおむね残留したことで、2008年は圧倒的な強さでJ2リーグを蹂躙することに。このシーズンは5月に行われた6試合で5勝1敗という見事な成績を残している。
2012年から2017年にかけて指揮を執った森保一監督体制では、広島は黄金時代を迎えており、5月の通算成績も27試合12勝8分7敗としっかり勝ち越している。2018年も同成績が3勝1敗だったが、2019年に関しては得点力不足もあり1勝3敗と黒星が先行してしまった。
そんな広島だが、直近2年間に関して言えば、10試合で3勝2分5敗と5月の戦いを少し苦手としている。優勝候補に挙げられた今季は直近リーグ戦4連敗と流れに乗り切れていないが、5月戦線で少しでも勝ち点を積み重ね、浮上のきっかけをつかみたい。