2位：鹿島アントラーズ

【写真：Getty Images】

5月通算試合数：87試合
通算勝利数：45勝
通算勝率：51.7％

　5月勝率ランキング2位にランクインしたのは鹿島アントラーズだ。同クラブは勝率51.7％となり、勝率5割を越えた。

　鹿島が最初に5月で印象的な戦いを見せたのは2007年シーズンだろう。この年の鹿島は開幕5戦で勝利なしと苦しんでいたが、5月に3勝2分と復調すると、夏以降の快進撃に向けて弾みをつけた。そしてこのシーズン、クラブは6年ぶりのリーグ優勝を達成。さらに、リーグ3連覇を達成した2009年も、5月の4戦を全勝と圧巻の数字を残している。

　2011年から2015年までの5シーズンは5月であまり勝ち点を獲得することが出来なかった鹿島。2017年には、5月のホーム2連戦で敗北したことやAFCチャンピオンズリーグ（ACL）敗退を受け、石井正忠監督が解任されるというネガティブな出来事もあった。

　ただ、それ以降は、5月に安定した戦いを見せている。2021年にはザーゴ監督の“解任ブースト”か、相馬直樹監督体制となったなかで5勝2敗と勝ち越し。そして、2023年、2024年の直近2シーズンは1度も土をつけられていない。今季も得意の5月で勝ち点を稼ぎ、独走態勢に入ることが出来るのか、要注目だ。