9位:遠野大弥(とおの・だいや)

【写真:Getty Images】
生年月日:1999年3月14日
所属クラブ:横浜F・マリノス
能力値:79(攻撃力85、テクニック80、スピード90、パワー70、守備力70)
スペシャリティ(特殊能力):鋭利なポケット侵入
俊敏性を生かしたチャンスメイクとフィニッシュワークで違いを作り出すシャドーストライカー。爆発的なスピードに加えてクイックネスが高く、広いスペースでも狭いエリアでも決定的な仕事ができるのは、遠野大弥のスペシャリティだ。特に周囲とのコンビネーションから“ポケット”と呼ばれる、ゴールの両脇に生じる相手ディフェンスのギャップに入り込むプレーは巧妙だ。
攻撃的なポジションのポリバレントであり、4-3-3であればウイングとインサイドハーフ、4-2-3-1ならサイドハーフとトップ下でハイレベルなプレーを約束する。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準々決勝のアル・ナスル戦では2トップの一角を担った。前から連続的にボールを追えるディフェンスでもチームに貢献することができ、高い位置でボールを奪ったところからのショートカウンターでも相手ゴールを脅かすことができる。
J1では2021年に記録したリーグ戦6得点が今のところ最多だ。今シーズンはチームが苦しむ中でも12試合で同3得点をあげており、途中就任のパトリック・キスノーボ監督のもと、J1でのキャリアハイを大きく更新する可能性は高い。
JFL(日本フットボールリーグ)のHonda FCでキャリアをスタートして、J2だったアビスパ福岡で評価を高めて川崎フロンターレの主力に上り詰めるなど、うちなる野心を燃やして結果につなげる選手だ。