8位:知念慶(ちねん・けい)

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年3月17日
所属クラブ:鹿島アントラーズ
能力値:79(攻撃力80、テクニック65、スピード75、パワー95、守備力80)
スペシャリティ(特殊能力):デュエル王
元々の本職はアタッカーだが、昨シーズン加入した鹿島アントラーズでは、当時のランコ・ポポヴィッチ監督からボランチを任されて新境地を開拓。川崎フロンターレで鍛えた“止めて蹴る”技術を期待されてのコンバートと考えられたが、それにも増してボールを奪う能力が研ぎ澄まされて、中盤での圧倒的なデュエル勝利回数を記録。世間では“ボラン知念”のニックネームも定着した。
体の強さもさることながら、ポジショニングの良さが高いボール奪取力を生んでいる。中盤の選手としては空中戦に強く、ロングボールの回収にも強みを発揮できる。ファーストパスの落ち着きと正確性で、相手にボールを奪い返されることなく前向きな攻撃につなげるプレーも見逃せない。
今シーズンから川崎で知念慶を指導した鬼木達監督が就任したが、そのままボランチで起用されている。ピッチ上の闘争心とは裏腹に、オフでは非常に落ち着いたキャラクターであり、負けた後でも冷静に振る舞う。そして次の試合では再び安定したプレーを見せるプロフェッショナルだ。
ポジションが中盤になったこともあり、ゴールに直接絡む仕事は多くはなくなっているが、第6節の浦和レッズ戦では90分にセットプレーの流れからダイビングヘッドで起死回生の同点ゴール。第12節の名古屋グランパス戦でもFKの流れからヘディングで決勝ゴールをあげるなど、ストライカーとしての勝負強さは健在だ。