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Jリーグ 7か月前

識者が選ぶ最強MFは!? Jリーグ能力値ランキング1〜10位。トップ5には30代が2人も!? 栄えある1位に輝いたのは?

シリーズ:Jリーグ能力値ランキング text by 河治良幸 photo by Getty Images

4位:ジャン・クルード

ジャン
【写真:Getty Images】

生年月日:2003年12月14日
所属クラブ:横浜F・マリノス
能力値:81(攻撃力75、テクニック75、スピード90、パワー85、守備力80)
スペシャリティ(特殊能力):ミッドフィールド制圧

 卓越した身体能力を駆使して、個で中盤を支配する煩悩型のセントラルMFだ。1つひとつのプレーがダイナミックであり、抜群の加速力を生かした中盤のカバー範囲はかなり広い。普通なら届かないようなところにも追いついたり、リーチが届いたりするのはJリーグ基準で見るとかなり異質だ。

 跳躍力も高く、中盤に生じる空中戦はほぼ負けない。まだ若く、状況判断や個人戦術に関しては荒削りなところもある。運動量が裏目に出る形で、周りとのバランスを崩してしまったり、大事なところを空けてしまうことも。攻守の切り替えも常にアラートというわけではないが、一瞬遅れても間に合ってしまうスピードは魅力だ。

 まだまだポテンシャルを持て余している印象は否めないが、スティーブ・ホーランド前監督が中盤の軸に置いていたように、与えられたタスクをやり切る意識の高さはパフォーマンスに表れている。ただ、やはり喜田拓也のようなバランスワークに優れるボランチと一緒に組むことが、彼のウィークを目立たせず、ストロングを引き出すトリガーと言えるかもしれない。

 センターバックやサイドバックでもプレーできるが、横浜F・マリノスでは中盤での起用が固定的になっている。実際、ここからトッププレーヤーになっていくには、セントラルMFとして突き詰めていくことがベストであるかもしれない。

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