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バルサ、ヘタフェ戦でメッシが招集復帰

8日に行われるコパ・デル・レイ5回戦ファーストレグ、ホームでヘタフェと対戦するバルセロナだが、FWリオネル・メッシが約2カ月ぶりの実戦復帰に向けて招集入りを果たしている。

メッシは11月10日のベティス戦で左ハムストリングを負傷して以来、ピッチから遠ざかっている。母国アルゼンチンに戻って順調にリハビリをこなしていたエースは、8日の試合でいよいよ復帰することになりそうだ。

ヘラルド・マルティーノ監督は、ヘタフェ戦の前日会見でメッシが完全回復していることを強調。スペイン複数メディアが、アルゼンチン人指揮官のコメントを伝えている。

「レオ(メッシの愛称)は快適さを感じている。彼が招集に復帰して、全員が喜んでいるよ。特に私の喜びは大きい。全選手を起用可能とした訳だからね」

「彼は練習を重ねている。(リーグ戦の)エルチェ戦の前には、2日か3日しか練習できなかった。その試合日も彼は練習を行ったよ。あとは、試合に出場することだけが必要だ」

メッシが復帰した一方で、DFダニエウ・アウベス、マルク・バルトラ、MFシャビ・エルナンデスは招集外となっている。

「マルクは、先日の試合で足に痛みを覚えていた。リスクを冒すべきではない。私の直感がそう言っているよ。シャビについても同じだ。アウベスは、あと数回練習をこなさなければいけない」

Fifproベストイレブン、DF部門の候補発表

4日、今年度のFIFA/Fifpro(国際プロサッカー選手会)ベストイレブンのDF部門候補者20名が発表された。

昨季のチャンピオンズリーグ覇者バイエルン・ミュンヘンからは4名が選出。レアル・マドリーからも4名が選ばれた。バルセロナからは3名が名を連ねている。

昨年度はレアル・マドリーのセルヒオ・ラモスとマルセロ、バルセロナのジェラール・ピケとダニエウ・アウベスの4名が選出された。

Fifproベストイレブンは、GK部門の候補者がすでに発表されており、6日にMF部門、9日にFW部門のノミネートも明らかになる。来年1月のFIFAバロンドール授賞式の際に、受賞者11名が発表される。

DF部門のノミネートは以下のとおり。

アラバ(オーストリア/バイエルン・ミュンヘン)
アルバ(スペイン/バルセロナ)
D・アウベス(スペイン/バルセロナ)
ベインズ(イングランド/エヴァートン)
J・ボアテング(ドイツ/バイエルン・ミュンヘン)
A・コール(イングランド/チェルシー)
ダンテ(ブラジル/バイエルン・ミュンヘン)
フンメルス(ドイツ/ボルシア・ドルトムント)
イバノビッチ(セルビア/チェルシー)
ラーム(ドイツ/バイエルン・ミュンヘン)
ダビド・ルイス(ブラジル/チェルシー)
コンパニ(ベルギー/マンチェスター・シティ)
マルセロ(ブラジル/レアル・マドリー)
ペペ(ポルトガル/レアル・マドリー)
ピケ(スペイン/バルセロナ)
セルヒオ・ラモス(スペイン/レアル・マドリー)
チアゴ・シウバ(ブラジル/パリ・サンジェルマン)
ヴァラン(フランス/レアル・マドリー)
ヴィディッチ(セルビア/マンチェスター・ユナイテッド)
サバレタ(アルゼンチン/マンチェスター・シティ)

クライフ氏:「バルサは何がうまくいっていないか自問すべき」

バルセロナのご意見番ヨハン・クライフ氏が、26日に行われたチャンピオンズリーグ・アヤックス戦を受け、バルサは自問しなければいけないと話している。

バルサはアヤックス戦で今季公式戦初黒星を喫した。ロナルド・クーマン氏とともに、アムステルダム・アレナで試合を観戦したクライフ氏は、次のように語った。スペイン『アス』が伝えている。

「チームがやれていたことをもうできなくなっているのがなぜなのか、バルサは自問しなければいけない」

ヘラルド・マルティーノ監督のプレースタイルについて聞かれると、クライフ氏はこう答えた。

「永遠のテーマであり、何も変わっていない。だが、私がその議論に加わることはないよ。バルで話すようなことだからだ」

バルセロナはエースのFWリオネル・メッシが負傷離脱中だ。だがクライフ氏は、DFダニエウ・アウベスやDFアドリアーノ・コレイラ、MFセルジ・ブスケッツ、DFジョルディ・アルバなど、ほかにも多くの選手が負傷していることが大きいと話している。

「バルサが欠いていたのはメッシだけではない。多くの選手がいなかった。そしてバルサはスローペスだった。しかし、バルサに心配すべきことはない」

アヤックスの勝利については、このように述べている。

「アヤックスがやったように、本当に良いプレーをして、試合を支配し、チャンスをつくれば、勝つものだ」

バルサ、10人のアヤックスに敗れ今季公式戦初黒星

26日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループH第5節、アヤックス対バルセロナの一戦は、ホームのアヤックスが2-1で勝利を収めた。

メッシ、バルデスという攻守の要に加え、ジョルディ・アルバやダニエウ・アウベスの両サイドバックも負傷で不在のバルセロナ。右サイドバックにプジョール、左サイドバックにモントーヤを据え、敵地での一戦に臨んだ。

試合は序盤、両者ボールを保持しようという狙いが強く、決定的なチャンスがなかなか生まれない。

バルセロナはバルデスの欠場が響き、ビルドアップのミスが目立つ。アヤックスが前線からプレスをかけていることもあり、思うようにボールを前に運ぶことができない。

すると11分、最初にチャンスをつかんだのはアヤックスだった。シェネのクロスに、ファーサイドで待っていたフィッシャーがボレーで合わせた。良い形での攻撃を見せたアヤックスは19分、先制に成功する。ファン・ラインのクロスにホーセンがニアでスルー、中央でフリーとなったセレロが決めて、均衡を破った。

1点ビハインドとなったバルセロナは23分にチャンスを迎える。ネイマールが飛び出し、DFに追われながらもGKシレッセンと1対1に。しかし、左を狙ったシュートは守護神に触れられ、得点には至らなかった。

バルセロナ相手に主導権を握ったアヤックスは、さらに勢いに乗る。42分、フィッシャーのミドルシュートがGKピントを襲うと、こぼれ球にいち早く反応したホーセンがプジョールに競り勝ち、ピケの股を抜くシュートでネットを揺らした。

後半に入ると、開始早々に再び試合が動く。49分、ファン・ラインのミスパスを拾ったネイマールが、決定機を迎えようとする。戻ったフェルトマンがファウルでネイマールを阻止して、一発退場に。ライン際のプレーだったが、主審はPKを指示した。このPKをシャビが落ち着いて決め、バルセロナが1点差に詰め寄る。

バルセロナは56分、イニエスタのパスに抜けたネイマールがGKシレッセンとまたも1対1に。しかし、ループシュートは防がれてしまう。その後、マルティーノ監督はパトリック、セルジ・ロベルト、アダマを投入。1点を追う展開で、続々とカンテラーノをCLデビューさせた。

バルセロナは終盤、個人プレーが増えて効果的な攻撃を組み立てることができなかった。10人となったアヤックスの牙城を崩せず、今季公式戦21試合目にして初黒星を喫している。

すでに16強進出を決めている首位バルセロナを下したアヤックスは、勝ち点7で3位に。2位ミランとの勝ち点差を1として、グループ突破を懸けて最終節での直接対決に挑む。

マルティーノ:「21戦無敗? 6冠達成を望む」

25日のチャンピオンズリーグ・グループ第5節、バルセロナはアウェーでのアヤックス戦に臨む。前日会見に出席したヘラルド・マルティーノ監督は、すでにグループ突破を確定させ、FWリオネル・メッシを欠いた状態でも、勝利を収めることが義務であるとの考えを示した。

スペイン『スポルト』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えている。

「世界最高の選手であるレオの不在は、ライバルに恩恵を与えることを意味する。だがバルセロナという豪華な選手層は、どんな悪いパフォーマンスも言い訳とすることを許さない。それに、これまで指導を受けた監督からは、次戦こそが最も重要な試合だと学んでいる」

バルセロナはDFダニエウ・アウベス、DFアドリアーノ・コレイア、DFジョルディ・アルバと、サイドバック3選手を負傷で欠いている。

「センターバックの選手をサイドバックに移すことになるだろう。パトリック(DFガバロン、Bチーム所属)をトップチームデビューさせる可能性もあるね」

バルセロナはこの試合を落とさなければ、ジョゼップ・グアルディオラ現バイエルン・ミュンヘン監督が2011-12シーズンに達成した、21戦無敗という記録に到達する。このことについて意見を求められたマルティーノ監督は、次のように返答した。

「それよりも、彼が2009年に達成した6冠を成し遂げることを好むよ。記録について、思うことは何もない」

主力の長期離脱を嘆くマスチェラーノ

バルセロナに所属するアルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノは、負傷者が続出していることを嘆いている。また、今年度のFIFAバロンドールに関しては所属クラブと代表の同僚であるFWリオネル・メッシが受賞することを願っている。

バルサは先日の国際親善試合でスペイン代表GKビクトール・バルデスが負傷。ほかにもメッシ、DFジョルディ・アルバ、ダニエウ・アウベス、ジェラール・ピケ、MFセスク・ファブレガスなども負傷で戦列を離れており、苦しい状況に陥っている。

マスチェラーノは、21日の公式会見に姿を現し、主力選手の長期離脱を残念がっている。スペイン複数メディアがコメントを伝えた。

「レオとビクトールの負傷は、重要だ。だけど、どの選手もプレーできる。選手層は厚いよ。ビクトールは、エクセレントなレベルにあることを証明してきた。だから、重要なんだ」

「今はピントをサポートしなければいけない。彼は必要とされたときに、いつも答えを出してきた。経験豊富なGKだ。僕たちは彼とともにコパ・デル・レイを2回制覇している。そのことを忘れてはいけないよ」

また、マスチェラーノはメッシのバロンドール受賞を支持する姿勢を示している。

「レオ(メッシの愛称)は満足するためにバロンドールを必要としたりしない。彼は人生において幸せになれるような動機を十分に持っているよ。人生はサッカーだけじゃなくて、僕たちを取り巻く物事はたくさんあるんだ。レオもそういったことを楽しめるはずだよ」

「そういったことがあるうえで、バロンドールに関してだが、これから1カ月や1カ月半先延ばしにする理由はないと思う。この賞は、1年を通じての評価だ。僕は決定権を持たないけれど、僕だったら意見を変えないと思う。レオは僕の友達だし、アルゼンチン人でもあるから彼に受賞してほしいとは思っているけれどね」

D・アウベス:「バロンドール受賞にはチームタイトルが必要」

バルセロナDFダニエウ・アウベスは、レアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの好調ぶりを称賛しながらも、FIFAバロンドールの選出に関しては最有力候補ではないと考えている。

C・ロナウドは15日と19日に行われたブラジル・ワールドカップ欧州予選プレーオフのスウェーデン戦で計4得点を記録し、ポルトガルを本大会出場に導いた。マドリーでもリーガエスパニョーラで得点ランク首位を快走しており、ゴールの量産はとどまる様子を見せない。

「クリスティアーノはすごく良い状態だね。今年は他の選手たちより少し前にいるんじゃないかな」と、ライバルチームのエースをたたえるD・アウベスの言葉をスペインメディアが伝えている。

だがFIFAバロンドールの選出に関しては、C・ロナウドの受賞の可能性が増した部分もあるが、チームメートのFWリオネル・メッシあるいはバイエルン・ミュンヘンMFフランク・リベリの方が優位であることは変わらないとD・アウベスは語った。

「すごく良いプレーをして、多くのゴールを決めているから、彼(C・ロナウド)の可能性は上がっている。確かにタイトルは獲得していないけど、今の状態は素晴らしいほどだ」

「メッシが受賞するのでなければリベリだと思う。単純に、彼はすべてを勝ち取って、バイエルンをすべての頂点に導いたという理由があるからだ。バロンドールを狙うためには、何かチームとしてのタイトルを獲得しているべきだと思う」

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