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加藤健一

1993年生まれ、東京都出身。『フットボール批評』、『ジュニアサッカーを応援しよう!』(ともにカンゼン刊)の編集を経て、フットボールチャンネル編集部に。『育成主義』(曺貴裁著)、『素直 石川直宏』(馬場康平著)などの書籍編集を担当。好きなサッカー選手は山田直輝、好きな監督はユルゲン・クロップ。箸とペンは左利きだが、スポーツはだいたい右利き。2022年1月よりフットボールチャンネル編集長。Twitter:@katoken97

エジルはアーセナルの「駒」か「軸」か? 先発起用で際立ったデメリット、指揮官の不可解な采配

プレミアリーグ第11節、アーセナル対ウォルバーハンプトンの試合が現地2日に行われ、1-1の引き分けに終わった。MFメスト・エジルは、リーグ戦でおよそ1ヶ月半ぶりの先発となったが、チームを勝利に導くことができず、アーセナルはこれで3戦未勝利となった。1点をリードしたものの、ウナイ・エメリ監督の不可解ともいえる選手交代の直後に悲劇は起きた。(文:加藤健一)

リバプール、「雨垂れ石を穿つ」が呼び込んだ逆転勝利。首位独走を支えるファビーニョの資質

プレミアリーグ第10節、リバプール対トッテナムが現地27日に行われた。開始1分にトッテナムが先制した試合は、2-1でリバプールが逆転勝利。UEFAチャンピオンズリーグ決勝の再戦となったこの試合で、中盤を司るMFファビーニョの存在が際立っていた。(文:加藤健一)

久保建英はマジョルカで袋小路に迷い込んだ。選択肢はドリブル突破のみ…板挟みで見失う攻撃の形

リーガ・エスパニョーラ第9節、CDレガネス対マジョルカが現地26日に行われ、1-0でレガネスが今季初勝利を収めた。MF久保建英は1点ビハインドの59分から出場したが、チームは最後まで得点を奪えず。久保が攻撃面で結果を残すことができないのは、個人だけの問題ではないかもしれない。(文:加藤健一)

アーセナルを救ったニコラ・ペペの左足。選手交代で流れが一変、MFの起用法は悩ましい…

UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループリーグF組第3節、アーセナル対ギマラエスの試合が現地時間24日に行われた。試合は3-2でアーセナルが勝利を挙げ、EL3連勝を飾った。直近のリーグ戦から10人を変更して臨んだ試合で、劇的な逆転勝利にチームを導いたのは、後半から出場した主力選手たちだった。(文:加藤健一)

ザルツブルクで躍動する19歳のCL得点王。南野拓実との抜群の連係、ナポリも止められない理由

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグC組第3節、ザルツブルク対ナポリの試合が現地時間23日に行われた。試合はナポリが3-2で勝利を収め、グループ首位を堅持。しかし、CLデビューから3試合連続得点をマークする19歳のアーリング・ハーランドは、堅守を誇るナポリを以ってしても、止めることはできなかった。(文:加藤健一)

長友佑都、レアル戦攻撃では無貢献も…。勝敗分けたのはクロース。起点となった縦のホットライン

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグA組第3節、ガラタサライ対レアル・マドリーの試合が現地時間22日に行われた。2試合を戦いともに勝ち点1と苦しむ両チームだったが、トニ・クロースの得点を守ったレアルが勝利を収めている。縦のホットラインを起点に、レアルはガラタサライに27本のシュートを浴びせた。(文:加藤健一)

グリーズマンが示したメッシ・スアレスとの共存の形。バルセロナ新トリデンテの脅威とは?

バルセロナは現地19日、リーガエスパニョーラ第9節でエイバルと対戦し、3-0で勝利。リーグ戦4連勝で首位に浮上した。先発に揃い踏みしたリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、アントワーヌ・グリーズマンの新トリデンテは1得点ずつを決め、その脅威を知らしめることとなった。(文:加藤健一)

久保建英、チーム最多の数字が示す献身性。マジョルカ7戦ぶりの勝利に必要とされたプレー

リーガエスパニョーラ第8節、マジョルカ対エスパニョール現地6日に行われ、2-0でマジョルカが勝利。この試合でベンチスタートとなったMF久保建英は57分から出場した。得点に絡むことはなかったが、与えられた役割を遂行した久保は、下位に沈むマジョルカにとって開幕戦以来となった勝利に貢献した。(文:加藤健一)

リバプール戦で南野拓実が残した爪痕。CL王者が得た「教訓」と流れを変えた両軍の戦略とは?

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第2節、リバプール対ザルツブルクが現地2日に行われ、4-3でリバプールが勝利。この試合にフル出場した南野拓実は1得点1アシストと結果を残し、CL王者を敵地で追い詰めた。プレッシングを得意とする両チームのシステム変更が試合展開に大きく影響した試合となった。(文:加藤健一)

リバプール、チェルシー戦で見せた「飛び道具」の脅威。スタイルを捨てて勝ち切る王者の意地

プレミアリーグ第6節、チェルシー対リバプールが現地22日に行われ、リバプールが2-1で勝利し、開幕からの連勝を6に伸ばした。チャンスを多く作っていたのはチェルシーだったが、2つのセットプレーから得点が生まれたリバプールが勝利を収めている。ビッグマッチの勝負を分けたクオリティの差はどこにあったのだろうか。(文:加藤健一)

南野拓実が生む閃光の輝き。ザルツブルク衝撃の6得点を呼んだ日韓アタッカーの貢献

UEFAチャンピオンズリーググループリーグE組第1節のザルツブルク対ヘンクが現地時間17日に行われ、6対2でザルツブルクが大勝した。ザルツブルクは南野拓実が、ヘンクは伊東純也が先発出場し、奥川雅也も後半から出場して日本人対決が実現。絶好調と言えるザルツブルクの攻撃陣の中で、南野は確かな輝きを放っている。(文:加藤健一)

マンチェスター・シティに生じた綻び。台風の目へ、昇格組ノリッジが示したゲーゲンプレスの脅威

プレミアリーグ第5節、ノリッジ対マンチェスター・シティが現地14日に行われ、昇格組のノリッジが3-2でシティを下した。ノリッジの若い選手たちがシティ守備陣へと襲い掛かるゲーゲンプレスは、国内3冠を達成したチャンピオンを最後まで苦しめた。(文:加藤健一)

アーセナル、中央で蘇ったオーバメヤン。“いい時間帯”に試合を決めるストライカーの非凡な才能

プレミアリーグ第4節、アーセナル対トッテナムのノースロンドンダービーが現地1日に行われ、2-2で引き分けた。アーセナルは2点を先行されたものの、そこから盛り返して勝ち点1を獲得。ウナイ・エメリ監督が施した交代策によって、エースストライカーの非凡な才能が最大限に生かされた。(文:加藤健一)

リバプール、アーノルドが演出した3得点。アーセナルが施した対策を上回る右SBのクオリティ

プレミアリーグ第3節、リバプール対アーセナルが現地時間24日に行われ、3-1でリバプールが勝利。守備的なゲームプランを遂行したアーセナルに対し、リバプールが対応して3得点をあげた。20歳の右SB、トレント・アレクサンダー=アーノルドが見せた高いクオリティが、試合の雌雄を決した。(文:加藤健一)

アーセナル、セバージョスが生み出す創造性。ラムジーの抜けたトップ下、違いを作った新たな司令塔の誕生

プレミアリーグ第2節、アーセナル対バーンリーが現地17日に行われ、アーセナルが2-1で勝利した。アレクサンドレ・ラカゼットと、昨季の得点王ピエール=エメリク・オーバメヤンが決めたゴールをアシストしたのはレアル・マドリーから期限付きで加入したダニ・セバージョス。アーロン・ラムジーが退団したアーセナルに新たな司令塔が現れた。(文:加藤健一)

リバプール、フィルミーノ投入で「水を得た魚」。代役不在の9番のタスク、タイトル獲得もオプションは得られず

UEFAスーパーカップ、リバプール対チェルシーが現地時間14日に行われた。ヨーロッパリーグ王者チェルシーが36分に先制するものの、後半早々にチャンピオンズリーグ王者リバプールが追いつき、試合は延長戦へ。延長前半に1点ずつ重ねたものの、PK戦の末にリバプールが上回った。勝負の流れを変えたのは、後半開始から投入されたロベルト・フィルミーノに他ならない。(文:加藤健一)

リバプールが見せた、飽くなき勝利への渇望。不安を払拭するオリギの活躍と、主将が見せた表情とは?

プレミアリーグ第1節、リバプール対ノリッジが10日に行われ、4-1でリバプールが勝利した。短いオフを過ごしたリバプールの選手たちだが、その不安を消し去るように4得点をあげて、昇格組のノリッジを下した。(文:加藤健一)

ハンドの解釈が変更、PK戦で退場、監督にも警告? Jリーグは8月から適用。ルールの変更点を解説

3月11日、国際サッカー評議会(IFAB)はサッカー競技における2019/20シーズンの競技規則の改正を決定。たびたび物議を呼ぶハンドやペナルティーキック(PK)など、今回の改正は戦い方にかかわる部分が大きい。Jリーグでも8月より適用される新たな競技規則の中から、主な改正点を紹介する。(文:加藤健一)

バルセロナ、繰り返されたお粗末すぎるCL敗退。今年もお荷物となった2人のアタッカー【18/19シーズン総括(10)】

2018/19シーズンは、これまでスペインが握っていた欧州の覇権がイングランドへと移る結果で幕を閉じた。タイトル獲得や昨季からの巻き返しなど様々な思惑を抱えていた各クラブだが、その戦いぶりはどのようなものだったのだろうか。今回はバルセロナを振り返る。(文:加藤健一)

レアル、監督解任2度のドタバタ劇。ロナウド移籍の穴は名将ジダンでも埋められず【18/19シーズン総括(7)】

2018/19シーズンは、これまでスペインが握っていた欧州の覇権がイングランドへと移る結果で幕を閉じた。タイトル獲得や昨季からの巻き返しなど様々な思惑を抱えていた各クラブだが、その戦いぶりはどのようなものだったのだろうか。今回はレアル・マドリーを振り返る。(文:加藤健一)

アトレティコ、CL逆転敗退のショック。世代交代期に突入したシメオネの誤算とは?【18/19シーズン総括(5)】

2018/19シーズンは、これまでスペインが握っていた欧州の覇権がイングランドへと移る結果で幕を閉じた。タイトル獲得や昨季からの巻き返しなど様々な思惑を抱えていた各クラブだが、その戦いぶりはどのようなものだったのだろうか。今回はアトレティコ・マドリーを振り返る。(文:加藤健一)

ブラジル代表はなぜネイマール不在でも強かったのか。優勝と若手の台頭を同時に掴んだ指揮官の起用法【コパ・アメリカ】

コパ・アメリカ2019(南米選手権)決勝、ブラジル代表対ペルー代表が現地時間7日に行われた。試合はブラジルが3-1で勝利し、12年ぶり9度目の優勝を果たした。グループステージではベネズエラに0-0の引き分け、パラグアイと対戦した準々決勝でもPK戦の末に勝ち上がるなど、苦戦した試合も多かったブラジル。それでも若手とベテランが融合したチームは試合を経るごとに強さを見せていった。(文:加藤健一)

チリ代表はなぜ大敗したのか? 孤立したサンチェス。支配率35%で制圧したペルーの戦法【コパ・アメリカ】

コパ・アメリカ2019(南米選手権)準決勝、チリ代表対ペルー代表が現地時間3日に行われた。試合はペルーが3-0で勝利し、1975年以来となる決勝進出を決めた。ボール支配率こそ65%を記録したチリだったが、エースのアレクシス・サンチェスは孤立。ペルーの戦い方が、前評判を覆す結果をもたらした。(文:加藤健一)

ブラジル代表、ダニエウ・アウベスが持つ2つの優位性。勝負を分けたベテランの個の力【コパ・アメリカ】

コパ・アメリカ2019(南米選手権)準決勝、ブラジル代表対アルゼンチン代表が現地時間2日に行われ、2-0でブラジルが勝利した。準々決勝で無得点に終わり、PK戦での辛勝となったが、この日は2得点をあげて終始、試合を支配。この試合で試合を優位に進めることができたのは、ダニエウ・アウベスの存在が大きかったといえるだろう。(文・加藤健一)

チリ代表、勝利への執念。2度のVAR介入にも屈せず、用意周到だったPK戦略【コパ・アメリカ】

コパ・アメリカ2019(南米選手権)準々決勝、コロンビア代表対チリ代表が現地時間28日に行われ、0-0のまま突入したPK戦をチリが5-4で制し、準決勝に駒を進めた。2度のビデオ・アシスタント・レフェリーの介入によりゴールを取り消されたチリだったが、周到なPK戦への準備が勝負を分けた。(文:加藤健一)

獅子奮迅のエース・アグエロ。機能不全のアルゼンチン、36年ぶりのGS敗退を救った個人技術【コパ・アメリカ】

コパ・アメリカ2019(南米選手権)のグループリーグB組第3節、カタール代表対アルゼンチン代表が現地時間23日に行われ、アルゼンチンが2-1で勝利。同時刻に行われたコロンビア代表対パラグアイ代表の結果により、アルゼンチンが2位となり決勝トーナメント進出を決めた。試合を通じてセルヒオ・アグエロの個人技術が光っていた。(文・加藤健一)

穴になったエクアドルのセットプレー。日本代表に与えたヒント、キッカーより重要な3人目の動きとは?【コパ・アメリカ】

コパ・アメリカ2019(南米選手権)のグループリーグC組第2節、エクアドル代表対チリ代表が現地時間21日に行われ、1-2でチリが勝利した。2連敗となったエクアドルは次戦で日本代表と戦うが、ウルグアイ戦にも共通するある弱点を、チリ戦でも露呈していた。(文・加藤健一)

ブラジル代表が知らない、フィルミーノの生かし方とは? 0-0を招いた攻撃陣のミスマッチ【コパ・アメリカ】

コパ・アメリカ(南米選手権)・グループリーグA組第2節、ブラジル代表対ベネズエラ代表が現地時間18日に行われ、0-0で引き分けた。ブラジルは38分、60分、87分と3度、ゴールネットを揺らしたものの、いずれもノーゴールと判定された。守備のブロックを敷かれた相手に対して、ブラジルは90分で解決策を見出すことはできなかった理由は何なのだろうか。(文・加藤健一)

アジア王者カタール代表、劇的同点を引き出した戦略とは? パラグアイを苦しめたボディーブロー【コパ・アメリカ】

コパ・アメリカ2019(南米選手権)・グループリーグB第1節、パラグアイ代表対カタール代表が現地時間15日に行われた。56分までに2点の先行を許したカタールだったが、10分間で2得点を決めて引き分け。カタールの対応力と、90分を通した戦略が光った試合となった。(文・加藤健一)

メッシ頼みですらない…アルゼンチン代表、惨敗の要因とは? あまりの無策ぶりと形なき攻撃【コパ・アメリカ】

コパ・アメリカ2019(南米選手権)・グループリーグB第1節、アルゼンチン代表対コロンビア代表が現地時間15日に行われた。前半こそ0-0とスコアは動かなかった試合だが、結果は0-2と、内容も結果もコロンビアの完勝。しかし、両チームともに今後に不安を残す試合となった。(文・加藤健一)

ブラジル代表、ネイマール不在でむしろ好転? 4大会ぶり優勝のカギを握る22歳トリオとは?【コパ・アメリカ主要国分析(1)】

コパ・アメリカ2019(南米選手権)が現地時間14日に開幕する。4大会ぶりの優勝を目指す開催国ブラジル代表は、どのようなチームで大会に臨むのだろうか。今回は、エース・ネイマールを負傷で欠くブラジルを分析する。(文・加藤健一)

CL決勝、リバプールの「肉を切らせて骨を断つ」戦い方。雪辱の舞台でクロップが選んだプランとは?

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝、トッテナム対リバプールが現地時間1日に行われた。試合は2-0でリバプールが勝利し、14年ぶり6度目のCL制覇を達成。この試合で見せたリバプールのゲームプランが、勝負を分けたと言えるだろう。(文:加藤健一)

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