吉田の元同僚、マユカ。スピード系FWのシミュレーションに最適
大迫勇也も「独特の伸びとかあると思うし、そこは注意しないといけない」と気を引き締めるが、相手を背負ってボールを受けることが多いFWは特にそういう感覚に慣れることが重要だ。
一発で状況を打開できるのもアフリカ系チームの怖さだ。吉田麻也も「アフリカの選手は一発を持っているので、カウンターのリスクが上がる」と警戒を強める。ザンビア代表には奇しくも、その吉田とサウサンプトンでかつてチームメートだったエマニュエル・マユカというストライカーがいる。
マユカはコートジボワールの大黒柱ディディエ・ドログバのように強靭なフィジカルでターゲットマンになるタイプというよりは、天性のスピードを生かしてゴールに向かっていくタイプ。
コートジボワール代表にはジェルビーニョやサロモン・カルーというスピード系FWがいるので、寄せにいくタイミングや距離感、前を向かれた時の間合いの取り方などをシミュレーションするいい機会になるかもしれない。
吉田は「スピードがあるのでシンプルにプレーする選手。食いつきすぎて裏を取られたり、ワンツーをされたりすることがないようにしたい」と対策イメージを膨らませていた。