長谷部、長友、酒井高は欠場濃厚。あくまでW杯本大会に照準
現在の日本代表の懸念材料といえば、けが人の状態だろう。
コスタリカ戦前日に別メニューとなり、翌日の試合をスタンドから観戦した長谷部誠は手術を受けた右ひざ周辺や逆足にも張りが出たとしてその後も別調整が続いていたが、ザンビア戦前日の5日には「全部やりました」と練習に完全合流したことを明かした。
ただ、ザッケローニ監督が練習前の記者会見で長谷部の起用に慎重な姿勢を見せたように、長谷部本人も「自分の中でやろうと思えばやれるなかで、そういう気持ちを抑えて準備している。一番はW杯なので、そこに向けて何を第一にするか」とW杯に照準を合わせている。ザンビア戦はやはり欠場濃厚だ。
また、前日練習では長友佑都が右ふくらはぎの張りを訴え、別メニューに。練習後に右足の状態を報道陣に尋ねられると「大丈夫です」と一言だけ残してバスに乗り込んでいったが、ここは無理をするところではないので、ザンビア戦の出場は見送るだろう。
本来であれば長友の代役となる酒井高徳は、鹿児島・指宿合宿で負った右膝の故障によりずっと別メニューが続いていたが、5日からようやく全体練習に合流した。
ただ、復帰直後でコンディションは万全ではなく、「ここというタイミングでしっかり仕事をしたいので、ドクターと自分の身体と相談しながら」ともう少し時間がかかることを示唆。
ザンビア戦ではコスタリカ戦同様に今野泰幸か、キプロス戦で途中から長友に代わって出場した伊野波雅彦が左サイドバックを務めることになりそうだ。