日本代表は5~6月に予定されていた5試合を5連勝で消化した。カタールワールドカップアジア2次予選突破を決め、3年ぶりとなった欧州勢との対戦でセルビア代表にも勝利。そこで今回は選手たちのパフォーマンスを試合ごとに振り返り、現時点でのポジションごとの序列を3段階で評価する。(取材・文:舩木渉)

GK

川島永嗣
【写真:田中伸弥】

ミャンマー戦:川島永嗣(フル出場)

 決して万全でない実力差のある相手に10点大勝を収めた試合で、GKを評価するのは難しい。だが、ピンチが少なくても川島の存在感は抜群だった。緩みがちな展開を積極的なコーチングで引き締め、守備のリスク管理を怠らなかった。

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U-24日本代表戦:シュミット・ダニエル(46分OUT)、中村航輔(46分IN)

 U-24日本代表との“兄弟対決”では、立場を確立しきれていない2人が45分間ずつプレーした。約半年間にわたってクラブで出場機会のなかった中村航輔も危なげないプレーで完封勝利に貢献。しかし、中村はその後の試合でベンチ外になることもあったように他のGKよりも優れた面をアピールできたとは言い難い。

タジキスタン戦:権田修一(フル出場)

 この試合で日本が許したシュートは1本だったが、カタールワールドカップのアジア2次予選で初めての失点を喫してしまった。とはいえGKの権田に責任はない。出場した試合での連続無失点記録は途切れたが、経験の浅いディフェンス陣を後方から統率して勝利に貢献した。数少ないマイナス要素としてはビルドアップにおけるパスミスが散見された点か。

セルビア戦:権田修一(フル出場)

 相手を押し込む時間も長く、セルビアの枠内シュートは0本。3月のモンゴル戦まで続いていた連続無失点記録は、実力差の相手に積み重ねたものでもあった。だが、この試合で権田は欧州の強豪にも通用する自身の存在価値を示した。

キルギス戦:川島永嗣(フル出場)

 2次予選最後の試合でゴールマウスを任されたのは川島だった。直前にストラスブールとの契約を2年延長した38歳は、声でチームに活力を与えた。合宿を通じて存在感抜群で、豊富な経験に裏打ちされた安定感あるプレーぶりが光った。彼がいるだけで安心感が違う。

GK査定

 健在ぶりを示した川島永嗣が練習から細部までこだわりが行き届いた熟練の技術やリーダーシップを発揮し、再び評価を高めている。4度目のワールドカップ出場も現実味を帯びてきたか。一方、シュミット・ダニエルと中村航輔はアピールの場に恵まれず、他の2人を上回る実力があることを証明しきれなかった。

A評価:川島永嗣、権田修一
B評価:シュミット・ダニエル
C評価:中村航輔

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