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日本代表 3年前

日本代表、全選手パフォーマンス査定。W杯アジア最終予選2試合をポジション別に3段階評価、好印象を残したのは…【W杯アジア最終予選】

シリーズ:日本代表パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by Getty Images,JFA,Shinya Tnaka

MF

田中碧
【写真:田中伸弥】



遠藤航(背番号6)
サウジアラビア代表戦:フル出場
オーストラリア代表戦:フル出場
評価:A

 今や日本代表に欠かせないMFはやはり2試合ともにフル出場。サウジアラビア代表戦は時間が経つにつれ徐々に存在感を薄めてしまったものの、オーストラリア代表戦のパフォーマンスは見事の一言。出足鋭く相手からボールを奪いきり、チャンスの起点にもなるなどフィルター役として十分に機能していた。改めて森保ジャパンに必要なピースであるということが分かった。

守田英正(背番号13)
サウジアラビア代表戦:73分 IN
オーストラリア代表戦:85分 OUT
評価:A

 サウジアラビア代表戦は途中出場だったが、超重要なオーストラリア代表戦ではスタメンを勝ち取っている。その期待に応えるように、中盤で攻守のバランスを整えながら効果的なプレーを連発。後半に自身のファウルから失点を招くことにはなったものの、そのシーンを責めることはできない。タックルに行かざるを得ない状況だったので、むしろナイスプレーだったと言えるはずだ。

田中碧(背番号17)
サウジアラビア代表戦:出場なし
オーストラリア代表戦:フル出場
評価:A

 約2年ぶりの日本代表招集。サウジアラビア代表戦は出番がなかったものの、オーストラリア代表戦ではインサイドハーフとしてスタメンに抜擢されている。すると、貴重な先制点を奪い、運動量豊富に守備でも大きく奮闘するなど堂々たるプレーを披露。結果的にワールドカップ・アジア最終予選初出場ながらフル稼働し、勝ち点3獲得の立役者に。A評価以外は考えられないだろう。

柴崎岳(背番号7)
サウジアラビア代表戦:73分 OUT
オーストラリア代表戦:85分 IN
評価:C

 今シリーズで最も悪い印象を残してしまった選手だろう。サウジアラビア代表戦でスタメン起用されると、序盤こそ良かったものの、徐々にボールロストが多くなるなど大苦戦。最終的にはバックパスをミスしてしまい、相手の決勝点をお膳立てするなど最低最悪な結果に終わっている。続くオーストラリア代表戦はベンチスタートとなった。

鎌田大地(背番号9)
サウジアラビア代表戦:73分 OUT
オーストラリア代表戦:出場なし
評価:C

 フランクフルト所属のMFも今シリーズで苦戦した選手の一人。サウジアラビア代表戦でスタメン起用され、何度か持ち味を発揮する場面はあったものの、全体的には厳しいマークに苦労しなかなか相手の脅威になることはできなかった。そして、続くオーストラリア代表戦は出番なしという結果に。今後の序列にも影響してきそうだ。

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