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Jリーグ 2年前

ラストスパートをかけるのは? Jリーグ、夏の戦力アップ度ランキング。補強を総チェック! 終盤に不安を残すチームは…【後編/10~18位】

シリーズ:Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

11位:鹿島アントラーズ


リーグ戦順位:2位
戦力アップ度:D
主な新加入選手:エレケ

 終盤戦を前に、鹿島アントラーズは大きな決断を下している。今季から指揮を執っていたレネ・ヴァイラー監督を解任し、岩政大樹コーチを後任に据えた。直近5試合で2敗3分と白星から遠ざかり、5位に転落したとはいえ、クラブの判断は迅速だった。

 10得点を挙げていた上田綺世が抜けた穴は大きい。鈴木優磨の相棒にはエヴェラウドが指名されたが、期待に応えられているとは言い難い。そこで鹿島は今月1日、エレケの獲得を発表。190cmの体躯を持つFWで、フィジカルを活かした打開力のあるストライカーだ。上田の穴を埋めるにはもってこいの補強となるはずだ。

 しかし、鹿島の補強はこの1人だけ。センターバックは層の薄さが目立つが、終盤戦に突入したシーズンを乗り切れるだろうか。リーグワースト6位の31失点を喫した守備陣を、かつて堅守を築き上げた新指揮官は補強ゼロで立て直すことができるのだろうか。

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