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Jリーグ 2年前

ラストスパートをかけるのは? Jリーグ、夏の戦力アップ度ランキング。補強を総チェック! 終盤に不安を残すチームは…【後編/10~18位】

シリーズ:Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

10位:浦和レッズ


リーグ戦順位:7位
戦力アップ度:D
主な新加入選手:ブライアン・リンセン

 リカルド・ロドリゲス体制2年目の今季は、浮き沈みの激しいシーズンとなっている。フジゼロックス・スーパーカップを制して良い滑り出しを見せたかと思いきや、リーグ戦は4戦未勝利という最悪なスタート。9戦未勝利で降格圏に近づいたかと思いきや、6月からは8戦無敗と光を見出している。

 乱高下の一因は得点力不足にあるだろう。ダヴィド・モーベルク(6得点)、アレクサンダー・ショルツ、キャスパー・ユンカー(ともに4得点)とFW陣のゴール数が物足りない。江坂任はチームトップの40本のシュートを記録しながら、わずか2得点に留まっている。

 そこで、絶対的な得点源として獲得したのがブライアン・リンセンだった。元々はウインガーだったが、フェイエノールトでセンターフォワードにポジションを移し、得点能力の高さを開花させた。身長は170cmと小柄だが、ゴール前での巧みな動き出しでゴールを奪う能力に長けている。

 浦和にとっては弱点を補う的確な補強となったが、思わぬアクシデントが待ち受けていた。試運転になるはずだったパリ・サンジェルマンとの一戦でまさかの負傷交代。復帰が長引くようだと補強は実質ゼロとなり、終盤戦の巻き返しに暗雲が立ち込めることになる。ただ、6月以降はわずか1敗と好調で、得点力不足は解消されたため、現有戦力でも十分に戦っていける

【了】

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