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Jリーグ 10か月前

最高額は誰だ?Jリーグ市場価値ランキング11~15位。鹿島アントラーズMFがランクイン

シリーズ:Jリーガー市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

14位:ピエロス・ソティリウ(サンフレッチェ広島)

サンフレッチェ広島に所属するピエロス・ソティリウ
【写真:Getty Images】


生年月日:1993年1月13日
市場価値:140万ユーロ(約1.96億円)
2023リーグ戦成績:9試合2得点0アシスト

 母国のオリンピアコス・ニコシアでプロキャリアをスタートしたピエロス・ソティリウは、その後に在籍したAPOELニコシアやコペンハーゲンではUEFAチャンピオンズリーグ(CL)やUEFAヨーロッパリーグ(EL)も経験した。先述した2クラブに加えてルドゴレツ・ラズグラドでリーグ優勝を経験し、21/22シーズンにはブルガリアリーグで得点王に輝くなど、欧州で実績を残した同選手は、2022年夏にサンフレッチェ広島に加入した。

 ソティリウのプレーで目を見張るのは、オフ・ザ・ボール時の動き出しだ。相手DFの隙を突いた背後への抜け出しはもちろんだが、特に敵陣ペナルティーエリアで相手DFのマークを外す動きがかなり上手く、密集した中でもフリーで味方のクロスに合わせてゴールを奪うことができる。2022年10月に行われたYBCルヴァンカップ決勝戦では後半アディショナルタイムに見事な動き出しで満田誠のコーナーキックに合わせて決勝ゴールを決め、サンフレッチェ広島を初優勝に導いた。

 しかし、今季は6月に左大腿部を負傷したこともあり、ここまでリーグ戦では9試合2得点に留まっており、ソティリウが本領を発揮できているとは言い難い。2017年には自己最高の市場価値となる250万ユーロ(約3.5億円)を記録したが、サンフレッチェ広島に加入して以降は市場価値の下落が続いており、現在は140万ユーロ(約1.96億円)となっている。復帰戦となった第21節の横浜FC戦でチームを救う同点ゴールを決めているが、ここから調子を上げていくことができるか。

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