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Jリーグ 4か月前

一気に評価アップ! Jリーグ“ブレイク”ランキング21〜30位。2023年、最も市場価値を上げたのは?

シリーズ:市場価値上昇ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

25位:長沼洋一(サガン鳥栖)

サガン鳥栖の長沼洋一
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年4月14日(26歳)
市場価値の上昇額:25万ユーロ(約3500万円/71.4%UP)
市場価値の変動:35万ユーロ(約4900万円)→60万ユーロ(約8400万円)
2023リーグ戦成績:32試合10得点4アシスト

 長沼洋一は、サンフレッチェ広島の下部組織出身で、2016年にトップ昇格をしたものの、なかなか出場機会に恵まれなかった。2017年夏にモンテディオ山形へ期限付き移籍すると、FC岐阜、愛媛FCと、J2のクラブを渡り歩き、2021年に広島に復帰した。その後、2022年夏に完全移籍でサガン鳥栖に加わっている。

 決してエリートコースではなかった長沼だが、2023シーズンは誰もが予想しなかった大ブレイクを果たした。左ウイングバックや両サイドハーフでのプレーがメインにもかかわらず、リーグ戦の得点はチームトップの「10」を数え、アシストもチームトップの「4」を記録している。左右どちらの足でもミドルシュートを決めており、ヘディングでも4得点を挙げ、鳥栖の攻撃をけん引した。

 長沼が、これまでのキャリアで最も多く得点を決めたシーズンは2020年だった。J2で過ごした愛媛時代で2得点を挙げている。それが2023シーズンは一変して、ゴール前で決定的な仕事をして、突如のブレイクとなった。昨年12月に鳥栖との契約更新が発表され、ファンは大いに安堵しているはずだ。

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