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Jリーグ 4か月前

一気に評価アップ! Jリーグ“ブレイク”ランキング21〜30位。2023年、最も市場価値を上げたのは?

シリーズ:市場価値上昇ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

22位:山岸祐也(アビスパ福岡→名古屋グランパス)

アビスパ福岡の山岸祐也
【写真:Getty Images】


生年月日:1993年8月29日(30歳)
市場価値の上昇額:25万ユーロ(約3500万円/33.3%UP)
市場価値の変動:75万ユーロ(約1億500万円)→100万ユーロ(約1億4000万円)
2023リーグ戦成績:34試合10得点4アシスト

 2024シーズンから名古屋グランパスでプレーすることが決まった山岸祐也は、2023シーズンに評価を高めたアタッカーだ。

 福島県の尚志高校卒業後に流通経済大学に進学した山岸は、1年先輩の江坂任らとともに活躍し、2016年にザスパクサツ群馬に加入した。プロ1年目からJ2でコンスタントにプレーすると、2020年夏にモンテディオ山形からアビスパ福岡に加入している。同年のJ2で2位となって昇格し、プロ入り6年目の2021シーズンに初めてJ1の舞台に挑戦した。2022シーズンにキャリアハイのリーグ戦10得点を挙げると、2023シーズンも10得点を決めている。

 山岸は、身長183cm・体重80kgの巨体が最大の武器で、空中戦勝利数は「137回」でFWとして3位、リーグ全体で4位という圧倒的な強さを誇っている。2023シーズンのヘディング得点数は「3」で、クロスに合わせる形はもちろん得意だが、高い技術が要求されるワンタッチのコントロールシュートも見事で、ゴールのパターンが豊富なことも強みだ。

 2023シーズン・J1第5節の湘南ベルマーレ戦は、福岡のファンにとって思い出深い試合だろう。1点ビハインドで後半アディショナルタイムに突入した福岡は敗色濃厚だったが、そのアディショナルタイムで山岸が2得点を挙げ、劇的な逆転勝利となっている。

 J1で2年連続2桁得点を達成した山岸は、新天地の名古屋でどのような活躍を見せるだろうか。

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