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Jリーグ 4か月前

一気に評価アップ! Jリーグ“ブレイク”ランキング21〜30位。2023年、最も市場価値を上げたのは?

シリーズ:市場価値上昇ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

21位:毎熊晟矢(セレッソ大阪)

セレッソ大阪に所属するDF毎熊晟矢
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年10月16日(26歳)
市場価値の上昇額:25万ユーロ(約3500万円/33.3%UP)
市場価値の変動:75万ユーロ(約1億500万円)→100万ユーロ(約1億4000万円)
2023リーグ戦成績:31試合1得点2アシスト

 大分県で生まれて長崎県で育った毎熊晟矢は、名門・東福岡高校出身で、3年生のときにレギュラーポジションをつかんだ。しかし、セレッソ大阪の公式サイトで明かした通り、全国高校サッカー選手権大会は、県大会で負ったケガの影響で全国大会ではベンチを温めることが多く、高校卒業時にプロからのオファーはなく、大学に進学。2020年にV・ファーレン長崎に加入した。

 プロ入り後にFWからサイドバックにコンバートされた毎熊は、1年目からJ2で定位置を手にして主力として活躍し、2022年にセレッソ大阪へ加入した。J1でもすぐに右サイドのレギュラーの座をつかみ、2023シーズンはクラブでの活躍が評価されて9月シリーズで日本代表に初招集されると、デビュー戦となったトルコ代表戦でいきなりアシストを記録するなど好印象を残し、その後も代表に呼ばれ続けている。

 2023シーズンのJ1ベストイレブンにも選出された毎熊は、攻撃力が魅力のサイドバックだ。ドリブルでボールを運ぶ能力が高く、ラストパスの質も高い。縦に仕掛けるだけでなく、中のスペースを狙う動きも得意で、相手の守備を混乱に陥らせることができる神出鬼没なサイドバックである。

 日本代表に定着しつつある毎熊は、いま乗っている選手の1人で、この活躍を続けていけば、まだまだ市場価値は上がっていきそうだ。

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【了】

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