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Jリーグ 3か月前

一体どこへ行った!? Jリーグを退団した外国人選手10人の去就。2023シーズン限りで日本を去った助っ人たち

text by 編集部フォーカス photo by Getty Images

GK:ヤクブ・スウォビィク(ポーランド)

Jakub Słowik

【写真:Getty Images】


生年月日:1991年8月31日(32歳)
前所属クラブ:FC東京
2023リーグ戦成績:24試合37失点(クリーンシート7回)
現所属クラブ:コンヤスポル(トルコ)

 ベガルタ仙台、FC東京とJリーグのクラブを渡り歩いたヤクブ・スウォビィクは、新天地にトルコリーグを選んだ。

「クバ神」の愛称を持つ32歳の元ポーランド代表は、2021年12月にFC東京へ完全移籍。東京では公式戦61試合に出場し、21回のクリーンシートを達成している。抜群の反射神経と長い手足を使ってビックセーブを連発し、これまで幾度となくチームの危機を救ってきた。

 その一方で足元の技術には不安が残り、同選手はショットストップで試合の流れを変えるタイプ。アルベル・プッチ・オルトネダ、ピーター・クラモフスキーと後方からしっかりとボールを繋いでいく「ポゼッションサッカー」を志向する監督が指揮する東京のプレーモデルとはやや相性が悪かった。昨季は途中からアカデミー出身の野澤大志ブランドンにポジションを奪われ、夏以降は控えGKに。そしてクラブから2023シーズン終了をもって、約2年間在籍した首都クラブを離れることが発表された。

 現在はトルコ1部コンヤスポルに所属しており、先日に行われたスュペル・リグ第24節チャイクル・リゼスポル戦で新天地デビューを果たしている。この試合では4セーブの活躍でクリーンシートに貢献し、データサイト『Sofa Score』上ではチーム2位タイとなる評価点「7.9」を獲得している。同クラブは現在リーグ19位に沈んでいる上に、冬の移籍市場で正GKが退団。スウォビィク以外のGKは10代という経験値不足な状況であるため、ベテランとして守備に安定感をもたらしたい。残留を掴み取れるかはスウォビィクのセーブに懸かっていると言っても過言ではない。

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【了】

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