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Jリーグが誕生してから30年以上が過ぎ、各クラブは後世に語り継がれるような戦いの歴史を紡いできた。戦績が積み重なると、自然と「得意なクラブ」「苦手なクラブ」という傾向が表れてくる。そこで今回は、清水エスパルスにフォーカス。各チームとの通算対戦成績から1試合あたりの平均獲得勝ち点を算出したJ1相性ランキングを紹介する。
※通算対戦成績は『J.LEAGUE Data Site』を参照。現行ルールに合わせて、勝ち(Vゴール含む)=勝ち点3、引き分け=勝ち点1、負け=勝ち点0で計算。平均勝ち点が並んだ場合は1:総勝ち点、2:得失点差、3:総得点で順位を決定(いずれも少ない方が順位は上)。対戦が通算10試合未満のチームは対象外。データは1993~2024シーズンまでのJ1リーグに限る。
5位:横浜F・マリノス
平均勝ち点:1.2
J1通算対戦成績:64試合22勝12分30敗
得失点:75得点96失点
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清水エスパルスにとって、横浜F・マリノスはJ1の舞台でこれまでに最も多く対戦したクラブの1つだ。
64試合戦って、清水が22勝12分30敗という成績になっている。マリノス戦で清水が獲得した平均勝ち点は「1.2」とかなり低い数字。母数となる試合数が多いことから、統計的に見て相性の悪い相手であることは間違いないようだ。
清水にとって「難敵」といえる存在であるマリノスだが、意外にも2012年ごろまでの対戦成績は比較的良好だった。
J1での初対戦となった1993年、リーグが2ステージ制を採用していたため、両者は4度激突。1stステージでは1-2、1-3と完敗を喫した清水だったが、2ndステージでは4-0、1-0と見事に持ち直して完勝。その後のシーズンも五分五分に近い戦いぶりを見せており、2005年から2011年までの7年間のJ1における対戦成績は、清水側の4勝7分3敗と互いに譲らぬ接戦が続いた。
だが、前述した通り、2012年頃から清水は全くといっていいほどマリノスに勝てなくなる。2012年から2022年までに両者はJ1で20試合対戦したが、清水が勝ったのは4試合のみ。4勝3分13敗と負け越している。直近の結果で大きく差がついてしまったようだ。
今回のランキングは2024シーズンまでの記録が対象となるため反映されていないが、今季は第12節でマリノスと対戦。3-2の勝利をあげ、2019年以来となる勝ち点3を奪った。ここから歴史を塗り替えていけるだろうか。