8位:中山雄太(なかやま・ゆうた)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年2月16日
所属クラブ:FC町田ゼルビア
能力値:79(攻撃力70、テクニック75、スピード80、パワー85、守備力85)
スペシャリティ(特殊能力):機を見たオーバーラップ
国内組では希少な“森保ジャパン”のメンバーであり、ディフェンスの能力は国内トップレベルだ。特に地上戦のデュエルではほぼ負けることがない。それでいて左利きを生かしたビルドアップと機を見たオーバーラップを強みとしており、現在3バックが主体となっているFC町田ゼルビアでは左ウイングバックを任されるようになった。
ボールタッチはほぼ左足だが、ポジショニングがしっかりしていて、長短のパスを使い分けることで、相手のプレッシングに詰まってロストするリスクは少ない。これは東京オリンピック(五輪)時のU-23日本代表のチームでボランチをやっていた経験も生きているだろう。
町田の武器であるロングボールのワイドターゲットとしても果たしている役割は大きい。センターバックでプレーしていても、チャンスと見れば鋭い攻め上がりで左足のミドルシュートに持ち込める攻撃能力を持っている。現在は左シャドーの相馬勇紀とのコンビが抜群で、対戦相手にとっては第一に対応しないといけないエリアになっている。
Jリーグ復帰戦のゴールがそうであったように、CKはジャンプ力の高さを生かして得点源になるが、直接FKの隠れた名手としても知られる。アキレス腱の負傷でカタールワールドカップ(W杯)を辞退した経歴があり、その後も左と右の膝を負傷しているため、怪我のイメージは強いが、その度時間をかけてもフルコンディションに戻してくるので、心身両面のタフネスを持った選手と言えるだろう。