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舩木渉

1994年生まれ、神奈川県出身。早稲田大学スポーツ科学部卒業。大学1年次から取材・執筆活動を開始し、GOAL Japan編集部などを経て現在はフリー。単なるスポーツにとどまらないサッカーの力を世間に伝えるべく、国内を中心に海外まで幅広くカバーする。Twitter:@watarufunaki

手倉森J、五輪へラストサバイバル。仲間の想いを『託す者』と『託される者』の行方

リオデジャネイロ五輪に出場する日本代表メンバー発表の時が迫っている。オーバーエイジ枠3人を除くと、手倉森監督の下でプレーしてきた選手たちから選ばれるのは15人のみ。最後のアピールとなったU-23南アフリカ戦を終え、「託す者」「託される者」に分かれる現実を直視しなければならない選手たちの胸中に迫る。(取材・文:舩木渉【松本】)

U-23南ア代表監督が語る手倉森ジャパン。「まだまだ改善できる強み」が躍進の鍵に

29日に行われたU-23日本代表対U-23南アフリカ代表の試合は4-1で日本の勝利に終わった。しかし、敗れたはずのアウェイチームの監督記者会見は異例の長さだった。そこで語られたのは南アフリカの国内サッカー事情やオーバーエイジ枠の行方などだったが、オーウェン・ダガマ監督は日本サッカー界に貴重な提言も残してくれた。(取材・文:舩木渉【松本】)

ポルトガルをけん引する“スポルティングの血統”。三者三様のドリブラーが秘める勝利のメンタリティ

現地時間25日、EURO2016の決勝トーナメント1回戦でクロアチアとポルトガルが激突した。大会屈指の好カードと目されたゲームは期待を裏切る大凡戦。しかし、最終盤に光を放った3人のベテランが勝利とはいかにして掴むものかをわかりやすく示した。(文:舩木渉)

北谷史孝、山口で戦うプロ3年目の覚悟。「試合に出たい」強い思いが大きな力に

昨季J3に参入してからわずか1年でJ2昇格を果たしたレノファ山口。愚直なまでの攻撃サッカーをする山口に身を投じたのは横浜FMからきたプロ3年目の北谷史孝。J2での武者修行を選択した彼の目には何が見えているのだろうか。(取材・文:舩木渉)

アトレティコをCL決勝に導いた4人のキーマン。チョロとペップの超高度な戦術合戦を読み解く

アトレティコ・マドリーはディエゴ・シメオネ体制で2度目のCL決勝進出を果たした。準決勝はこれまでのどんな相手よりも手強いバイエルン・ミュンヘン。特に第2戦は2人の指揮官による高度な戦術合戦となった。強烈な個性を持つ2チームがどのように戦い、何が勝負を分けたのか4人のキーマンとともに読み解く。(文:舩木渉)

元ACL得点王がJ3で見せたプロ意識。ムリキは悩めるFC東京の救世主になれるか

元ACL得点王の肩書きを背負って日本へとやってきたムリキ。かつてその快足と高い得点力でJクラブを震撼させたストライカーは、負傷の影響に苦しみ本来の力を発揮できていない。しかしその状況を覆すためJ3に出場を志願し、本物のプロフェッショナルとは何かを示して見せた。アジアの頂点を知る大物助っ人外国人はFC東京の救世主へ覚醒しようともがいている。(取材・文:舩木渉)

アトレティコが見せた堅守速攻の真髄。バイエルンを破壊した“チョリスモ”が決勝への扉を開ける

現地時間27日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準決勝第1戦でアトレティコ・マドリーがバイエルン・ミュンヘンを1-0で破った。ディエゴ・シメオネ監督が標榜するサッカーの魅力が詰まった90分間。ドイツで圧倒的な強さを誇るバイエルンを見事なまでに破壊した戦術に迫る。(文:舩木渉)

テロ一掃し国民を一つに。“平和の象徴”としてのシリア代表。思想違えど同じ旗のためプレーする心は同じ

去る3月29日に日本代表と対戦したシリア代表。国内情勢が混乱を極めるなか来日した彼らは大きなものを背負っている。サッカーが母国でできることは、“普通の生活”を送ることを意味する。選手・監督の証言を振り返るとともに、駐日シリア大使代理にも話を聞き、シリアが置かれている状況から、代表チームが持つ力に迫る。(取材・文:舩木渉)

岡崎がレスターで導き出した一つの答え。個々が共鳴する「本能的なサッカー」で日本を変える

プレミアリーグという競争の激しい舞台で今季、サプライズを起こしているレスター。そこで岡崎慎司は確固たる地位を築いた。日本代表合宿に合流後、本人の口から現状にたどり着いた要因が語られた。そして、それは日本代表が勝利をつかむための答えともなる。(取材・文:船木渉)

J入りを熱望するエムボマのいとこ。超日本好き、“アトム”がつないだ縁【独占取材】

ギー・ムッシーという選手は、日本でほとんど無名の存在だ。だが、突如来日し、本人はJリーグ入りを熱望している。かつてG大阪で活躍したパトリック・エムボマのいとこでもあるこの選手は、なぜ日本に興味を抱いたのだろうか?(取材・文:舩木渉)

U-23代表の“救世主”、V・ウェルメスケルケン際。蘭で揉まれた若武者が抱く果てなき野望【独占取材】

U-23日本代表は今月末、ポルトガルで強化遠征を行う。そのメンバーにサプライズ招集されたのがオランダで奮闘を続けるファン・ウェルメスケルケン際だ。オランダ人と日本人のハーフである際はこれまでどんな軌跡を描き、そしてU-23代表へどんな思いを抱いているのか? 2月にオランダで独占インタビューし、また代表メンバー発表後に追加で話を聞いた。(取材:舩木渉)

あの胸スポンサーは何の企業? スペイン・リーガエスパニョーラ編。自治体名を掲げるクラブも【編集部フォーカス】

フットボールクラブの大きな収入源となっている、ユニフォームの胸スポンサー。単純に多くの人の目に触れるという広告価値はもちろん、熱心なファンは、自身がサポートするクラブのユニフォームに名前が印字された会社の商品を積極的に購入するということもある。今回は、スペイン・リーガエスパニョーラのなかから気になる胸スポンサーを5つ紹介する。

なでしこ敗退も女子サッカーは死なず。苦境の今こそ支えることが未来へのリスタート

ベトナム戦に勝利したものの、なでしこジャパンのリオ五輪出場は叶わなかった。ここにきて様々な批判も出ている。当然敗戦の検証はすべきだが、女子サッカーの未来を考える上で、それ以上に考えるべきことがある。

大儀見よ、イブラになれ。苦境のなでしこ、リオ五輪予選逆転突破のために必要な3つの変革

なでしこジャパンはオーストラリアに敗れ、韓国と引き分けたことで4大会連続の五輪出場が危うい状況に追い込まれている。彼女たちがこれまでに戦ってきたどんな修羅場よりも厳しいかもしれない。そこから抜け出すにはどうすればよいのか、3つの視点から提言する。

太田宏介、オランダで日々進化。新たな環境で得た技術と自信、飽くなき向上心でさらなる高みへ

今冬FC東京からフィテッセへと移籍した太田宏介は、6試合目にして待望の初アシストを記録した。オランダへ渡ってから約1ヶ月半かけて積み重ねてきた努力が実った瞬間だった。周囲のサポートを得ながら進化を続ける日本代表DFの今、そして未来を現地取材で解き明かす。

蘭2部で奮闘するサムライ、逆境をバネにチャンス掴めるか。夢の五輪出場へ信じるは努力のみ

オランダ2部のドルトレヒトで奮闘するファン・ウェルメスケルケン・際は、気温1℃の寒空の下で黙々とウォーミングアップを続けていた。人生で一度しかないオリンピック出場のチャンスを掴むため、若きサムライはアピールに燃えている。

『全部私がカバーするから』。20歳を”隣”で支えた澤の言葉。新境地開拓で自信を掴んだ伊藤美紀、愛情に育まれた充実の1年

澤穂希、日本女子サッカーを四半世紀にわたってけん引してきた選手がスパイクを脱ぐ決断をした。偉大なレジェンド最後の相方は20歳の伊藤美紀。これまで攻撃的なポジションを任されていた若手MFはコンバートを経験して急成長を遂げた。そしてその裏には澤の何気なくも力強い言葉による大きな支えがあった。

苦難乗り越えた守護神・中村航輔。太陽王が生んだ“最高傑作”の覚醒なくして福岡の昇格なし

2015年12月6日、アビスパ福岡は5年ぶりのJ1昇格を成し遂げた。全チーム中唯一の開幕3連敗と最悪のスタートを切り、前半戦終了時点ではプレーオフ進出すら危ぶまれた。そんな状況から後半戦に見せた驚異の追い上げを支え、チームを救ったのは若き守護神だった。

アデミウソンがJリーグにもたらした“衝撃”。世界レベルが示す危機感に日本の若手は何を思うのか

J1のレギュラーシーズンがすべて終わり、年間順位も確定した。そこで今年のJリーグを振り返ってみると、あることに気づく。来年は日本サッカーにとって重要な年。待ち受ける未来に向けて必要なこととはなんだろうか。

“不屈のボンバー”中澤佑二の炎は消えず。敵将も認める「本物のプロ」が次に目指すは40歳の壁

ガンバ大阪の遠藤保仁と同時にJ1通算500試合出場を達成した横浜F・マリノスの中澤佑二。37歳になっても衰えを知らないプレーはどのように生み出されるのか、そして37歳のベテランDFは節目の時にこの先を見据えて何を思うのか。周囲の証言とともに追う。

気温30℃以下のプレミアリーグで給水タイムが設けられた理由。選手を守るために求められる暑さ対策の推進と理解

22日のロンドンの気温は29℃と日本と比べればさほど暑くはない気候ながら、プレミアリーグで設けられた給水タイム。その理由は真夏でも平均20℃程度というイングランドの気候がある。世界でも広がりつつある暑さへの懸念。炎天下でのプレーが及ぼす影響とその対策の重要性をもう一度考える必要がある。

想定内だった我慢の戦い。岡崎とレスターが示した忍耐力と勝負強さ、そして明るい未来の可能性

プレミアリーグ第3節で格上のトッテナムと対戦したレスターは、1-1のドローに持ち込み、開幕2連勝の実力がただの勢いでないことを証明した。一方で、岡崎やチームには今後に向けてポジティブな課題も見つかった。

【独占取材】オランダで挑戦を続ける新たな“サムライ”。目指す夢は「日本と海外の架け橋」

ファン・ウェルメスケルケン・際――。彼はオランダで挑戦を続ける“サムライ”のひとりだ。所属するFCドルトレヒトは14/15シーズンでエールディヴィジから降格し、来季は2部を戦うが、オランダ人の父親と日本人の母親の間に生まれた際(さい)の目は、将来のビジョンを見据えている。以下、際への独占インタビューである。

“柏から世界へ”は生え抜きの選手とともに。小学生からトップまで受け継がれるアイデンティティ

現在、ACLでガンバ大阪とともに準々決勝へ進出した柏レイソル。そのトップチームは31人中18人が下部組織出身となっている。一貫性を持った育成によるアカデミーの充実がトップチームの強さに直結する。

「会いに行けるアイドル」としてJリーグが秘める可能性。地元のヒーローとファンの関係がもたらす未来

地域密着を理念とするJリーグ。しかし、ここ数年は観客動員数も伸び悩み、リーグとしての成長が見込めない状況にまで陥っている。その閉塞感を打破する鍵を握るのは「会いに行けるアイドル」として地元のファンに愛される存在となることだ。

日本人監督の下で急成長を遂げる北マリアナ諸島代表。高校生の主力2人が語る、サイパンサッカーの未来

関口潔監督が率いる北マリアナ諸島代表が順調な成長を遂げている。FIFA未加盟国ながら、国際Aマッチ初勝利も記録。その中で主力としてチームを支えている現役高校生の2人、ジェーン・ジョイナーとエンリコ・デル・ロサリオに話を聞いた。

故意の暴力行為に処分なし。G大阪・岩下の処分は妥当か? いま一度「フェアプレー」の意味を考える

ガンバ大阪のDF岩下敬輔のプレーが波紋を呼んでいる。10日の広島戦、相手の清水航平に肘打ちをした。レフェリーは気づかず、試合中のカード提示はなし。サッカーファンが検証動画をアップしてはっきりとその場面が映っていたが、処分は厳重注意にとどまった。果たして、この処分は妥当か? フェアプレーの意味をもう一度考えるべきだ。

マンU移籍を決めた“夢追い人”。メンフィス・デパイを知る5つのキーワード

PSVに所属するオランダ代表FWメンフィス・デパイは7日、数ある選択肢の中からマンチェスター・ユナイテッドへの挑戦を決断した。昨年20歳でW杯に出場して飛躍のきっかけを掴んだ韋駄天は、恩師ルイス・ファン・ハールの下でさらなる進化を目指すことになる。そこで今回、日本ではあまり知られていないデパイの素顔に5つのポイントから迫っていく。

J3を席巻する雑草軍団。現在首位、躍進するレノファ山口がつなぐ未来

今季Jリーグ加盟初年度ながら開幕5連勝を果たしたレノファ山口。流麗なパスサッカーでJ3序盤戦を席巻したパフォーマンスはクラブの名前を一気に全国区へ押し上げた。第9節のY.S.C.C.横浜戦はこれまで以上に厳しい試合となったが、山口の成長は止まることを知らない。

花開いた苦労人、武富。柏ユース黄金世代最後の1人。“努力する才能”が目指すは世界の舞台

今季、柏レイソルで躍動するアタッカーがいる。武富孝介だ。ユース時代には工藤壮人らと勝利を積み重ねて黄金世代と謳われた。しかし、その後はレンタル修行の日々。それでも今季、監督に就任した恩師・吉田達磨監督の下、ついにその才能を開花させた。

ワトフォード躍進の影にウディネーゼあり!? “ポッツォ・ファミリー”が抱く壮大な野望

久々のプレミアリーグ昇格を決めたワトフォード。その躍進はイタリア人オーナーが長年積み上げてきた経験と実績に支えられていた。壮大なビジョンを持ってクラブを運営するスタイルの真相に迫る。

「僕が子どもたちに夢を」。笑顔の守護神・西川周作の原点。11人目のフィールドプレーヤーが目指す理想像

GKというポジションながら、確かな足元の技術で“11人目のフィールドプレーヤー”とも評される西川周作。彼の魅力は、そのプレースタイルだけではない。ファンを大切に思い、常に笑顔を絶やさない姿勢の裏には、ある名選手の存在があった。

開花した才能。守備力が向上した高橋峻希、見据える先は“ブルー”のユニフォーム

ヴィッセル神戸に、大きな才能を開花させようとする選手がいる。高橋峻希だ。浦和レッズ出身の24歳は、類稀な攻撃センスから将来を嘱望された選手だったが、彼が脚光を浴びることはなかった。しかし神戸で躍進する高橋は今、大きな注目を集める選手へと成長した。

「点が取れないんだよ」。悩める“湘南スタイル”、打開のカギは積極性とダービーでの勝利

湘南ベルマーレはJ1 1stステージ第6節でガンバ大阪と対戦し、0-2で敗れた。これでリーグ2試合連続で無得点となり、ホームで連敗を喫してしまった。昨季J2で旋風を巻き起こし、圧倒的な強さで昇格を果たした湘南だったが、J1の舞台はそれほど簡単ではなかったようだ。

武藤のチェルシー移籍は成立するのか? 過去の日本人プレミア移籍の“成功”と“失敗”から考える

今月6日、FC東京に所属する日本代表FW武藤嘉紀にチェルシー移籍の可能性が浮上した。8日にはクラブがオファーの存在を認め、日本の次世代を担うスターのビッグクラブ加入が現実味を帯びている。

【独占インタビュー】若きなでしこスペインへ。ラージョ移籍の大島茉莉花が語る“挑戦する価値”

今年1月、未来のなでしこジャパン候補が日本を旅立ち、スペインサッカー界に殴り込みをかけた。早稲田大学不動の左SBとして活躍していた大島茉莉花は、さらなる上を目指して異国の地で挑戦を続けている。(取材協力:杉森正人)

フォスターとフォースター。2人の離脱でイングランドGK不足が顕在化。フットボールの母国が進む先は暗闇か

イングランド代表に危機的状況が訪れている。ジョー・ハートの控えとなる2人のGK、ベン・フォスターとフレイザー・フォースターが負傷離脱を余儀なくされた。プレミアリーグでは正GKを務めるイングランド人がわずか5人しかおらず、外国人偏重の悪影響は後がないところまで来ている。

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