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舩木渉

1994年生まれ、神奈川県出身。早稲田大学スポーツ科学部卒業。大学1年次から取材・執筆活動を開始し、GOAL Japan編集部などを経て現在はフリー。単なるスポーツにとどまらないサッカーの力を世間に伝えるべく、国内を中心に海外まで幅広くカバーする。Twitter:@watarufunaki

齋藤学が示した“10番”を背負う意味。中村俊輔の継承者が切り拓くマリノス新時代

今季からジュビロ磐田に移籍した中村俊輔が、初めて古巣である横浜F・マリノスの本拠地に凱旋することで注目を集めた一戦。その俊輔から“10番”を受け継いだ齋藤学が躍動した。トリコロール新時代の象徴は、ピッチ内外でリーダーとしての自覚と成長を見せ始めている。(取材・文:舩木渉)

鳥栖加入の日伊ハーフGKファンティーニ燦。イタリア育ちの18歳守護神が描く将来像【インタビュー】

2017年4月3日、サガン鳥栖はイタリア・セリエB(2部)のチェゼーナから18歳のGKファンティーニ燦(あきら)の加入を発表した。イタリア人の父親と日本人の母親を持つ東京五輪世代の守護神は、どんなプレースタイルで、どんな人物なのか。チェゼーナ時代の今年2月に収録した独占インタビューをお届けする。(取材・文:舩木渉【チェゼーナ】)

柴崎岳、“希少性”を武器にテネリフェで輝けるか。監督の頭を悩ますインテンシティ問題

新天地テネリフェで待望のデビューを果たした柴崎岳だったが、次の試合では出番を与えられなかった。ゴールが必要な展開でホセ・ルイス・マルティ監督に二の足を踏ませたのはなぜだろうか。今後、出場時間を伸ばせる見込みはあるのだろうか。異国の地で飛躍のきっかけを掴もうともがく日本人司令塔の現在地を分析する。(文:舩木渉)

久保裕也、鋼のメンタルが力の源に。“自然体”のストライカーが胸に秘める巨大な野心

ロシアW杯アジア最終予選のUAE戦(23日)とタイ戦(28日)。2試合で2ゴール3アシストを記録し日本代表に勝利をもたらしたのは、23歳の久保裕也だった。今年1月にスイスからベルギーへ活躍の場を移した次世代のエースは、欧州で培った強靭な精神力を武器に進化を続けている。(取材・文:舩木渉)

大久保嘉人が“トーキョーの男”になった日。古巣への感謝、「ごめん」で踏み出した新たな一歩

去る18日に行われたJ1第4節のFC東京対川崎フロンターレ。「多摩川クラシコ」として注目されたこの試合に、特別な想いで臨んでいた選手がいた。青と赤の戦闘服をまとった大久保嘉人。昨年まで川崎フロンターレに所属していた背番号13は、いつも以上にゴールに飢えていた。本当の意味でFC東京の一員となるために。(取材・文:舩木渉)

ハリル、“消去法”の本田招集。若手の台頭なき現状に指揮官が抱く危機感

16日、日本サッカー協会(JFA)はロシアワールドカップアジア最終予選のUAE戦(アウェイ)およびタイ戦(ホーム)に向けた日本代表メンバーを発表した。ACミランの本田圭佑がメンバー入りするかどうかに注目が集まったが、日本代表の選手リストにはその名前が含まれていた。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はなぜ所属クラブで出場機会に恵まれない選手を代表入りさせたのだろうか。(取材・文:舩木渉)

3人の元J1得点王の影に…J3で奮闘した豪代表FWバーンズ。「絶対諦めない」逆襲への決意

オーストラリア代表のネイサン・バーンズが、FC東京U-23の一員としてJ3開幕戦に出場した。チームメイトに元J1得点王が3人揃い、昨年以上に厳しい状況に置かれている今、彼は何を思いJ3のピッチに立ったのだろうか。(取材・文:舩木渉)

福島ユナイテッドが挑んだ「3.11」開幕戦。「福島に来たら福島の人間」、田坂監督が見せた涙の意味

福島ユナイテッドFCは、3月11日という特別な日に2017年のJ3開幕戦に臨んだ。東日本大震災から6年。被災地に本拠地を置くクラブとして果たすべき役割とは、そして復興のためにサッカー界にできることとは。監督や選手たちの熱い想いを受け取り、「3.11」とその後について改めて考えさせられる一戦となった。(取材・文:舩木渉)

柴崎岳、スペインデビューは3/19が濃厚。緻密に練られた復帰プラン、“忍耐”の先に見える復活の光

テネリフェ移籍から約1ヶ月。柴崎岳はまだ一度もスペインで公式戦のピッチに立てていない。それでもクラブは待ち続け、復帰へのプロセスを入念に検討して新加入の日本人MFをアシストしている。そしてついにデビューの日が見えてきた。なぜ「3月19日」なのか、これまでの経緯を振り返りながら検証する。(取材・文:舩木渉)

柴崎が堪能した故郷の味。テネリフェ島の日本料理店で見せたピッチ外の素顔【現地取材】

スペイン2部テネリフェへ移籍した柴崎岳はどんな生活をしているのだろうか。慣れない環境への順応に苦しんでいると伝えられているが、実際はどんな状況なのか。テネリフェ島で柴崎が利用した日本料理店の情報を手に入れ、ピッチ外での素顔を知るため突撃取材を敢行した。(取材・文:舩木渉【テネリフェ】)

リバプール、シンクロする前線の“四銃士”。アーセナルを切り裂いた至高の45分間

リバプールは現地時間4日、プレミアリーグ第27節でアーセナルに3-1で勝利した。前半の圧倒的なパフォーマンスが試合の流れを決定づけた。その立役者はリバプールの前線で輝きを放つ4人のアタッカーたちだった。(文:舩木渉)

鈴木大輔が切り開く日本人CBの新境地。スペイン2部残留へ、実りつつある努力の成果【海外組の真価~日本人選手の現在地】

これまで日本代表をけん引してきた選手たちが所属クラブで出場機会を失い、踊り場にあるように思える日本サッカー。いま改めて海外組の現在地を探っていきたい。今回取り上げるのは、ジムナスティック・タラゴナの鈴木大輔。昨季昇格争いをしていたチームは、一転して今季は残留争いを強いられている。そんな中、第27戦のサラゴサ戦では決勝点となるスペイン移籍後初ゴールで今季2度目の連勝を手繰り寄せた。欧州では日本人センターバックは通用しないというイメージを持たれがちだが、鈴木はスペイン2部でその壁を乗り越えるべく挑戦を続けている。(取材・文:舩木渉【サラゴサ】)

久保裕也、ベルギー移籍の舞台裏。5戦3得点で示した“助っ人”の価値【海外組の真価~日本人選手の現在地】

これまで日本代表をけん引してきた選手たちが所属クラブで出場機会を失い、踊り場にあるように思える日本サッカー。いま改めて海外組の現在地を探っていきたい。今回取り上げるのは、ヘントの久保裕也。この冬に発表されたヤングボーイズからの移籍は短期間で決まったものだと思われがちだが、実はヘントは昨年夏から久保を追い続けていた。その久保はデビュー戦で決めた芸術的な直接フリーキックを含めて5試合3得点を挙げる活躍を見せ、チームメイト、監督、ファンから絶大な信頼を掴み取っている。この活躍により、久保は新天地で“助っ人”としての価値を存分に示した。(取材・文:舩木渉【ヘント】)

柴崎、最短デビューは3日か。テネリフェ全面支援で進む復帰プロセス【現地レポート】

鹿島アントラーズからスペイン2部テネリフェに移籍した柴崎岳は、新天地への適応でつまずいた。しかし、クラブのバックアップもあり、スペインデビューの日は少しずつ近づいている様子だ。(取材・文:舩木渉【テネリフェ】)

柴崎、本格復帰へ状態は上向きに。“ホテル暮らし”継続も、練習場でのトレーニング再開【現地レポート】

鹿島アントラーズからスペイン2部のテネリフェに移籍して以降、いまだ公式戦の出場がない柴崎岳。不安障害によりテネリフェ島を離れていたとも報じられていたが、現在はジムでのトレーニングに復帰したようだ。全体練習に向けて一歩前進はしたものの、チームメイトとのコミュニケーションなど乗り越えるべきハードルは多い。(取材・文:舩木渉【テネリフェ】)

中村俊輔も退団、どうなる横浜FM。揺らぐ名門はゼロからのチーム再建、今季の苦戦は必至か

 横浜F・マリノスの今季は厳しい戦いが待ち受けているのではないか。これまでチームを牽引してきた中村俊輔が退団。ピッチ内ではゼロから戦術面など練り直しが必要だ。それ以外にもベテラン選手の扱いや練習環境など問題は山積。名門は揺らいでいる。(取材・文:舩木渉)

J3長野退団の元スイス代表守護神。家族を愛する男がJリーグ残留を熱望する理由

J3のAC長野パルセイロから1人の外国人選手が退団した。元スイス代表のジョニー・レオーニは、来日から9ヶ月経ち、来季以降もJリーグでのプレーを熱望している。数多くの国を渡り歩いてきたベテラン守護神がなぜ日本にこだわるのか。その思いに迫る。(取材・文:舩木渉)

マンC、序盤戦の期待感はどこへ? アーセナル撃破も浮き彫りとなった脆さ

マンチェスター・シティは現地時間18日、プレミアリーグ第17節でアーセナルと対戦。セルヒオ・アグエロとフェルナンジーニョを出場停止で欠くも、2-1の勝利を収めた。今季のリーグ戦は6連勝という絶好のスタートを切ったシティだったが、いまはその時の期待感は感じられない。(文:舩木渉)

浦和・西川周作の「いつも通り」が勝因に。守護神のブレない信念が手繰り寄せた敵地での先勝

浦和レッズは29日に行われたJリーグチャンピオンシップの第1戦で鹿島アントラーズと対戦し、1-0で先勝を収めた。試合の行方を左右したのは、浦和のGK西川周作のセーブだった。守護神の「いつも通り」の姿勢が決定的なセーブを生み出し、決勝点となったPKに繋がっている。このブレない信念こそが、今の浦和の強さを象徴している。(取材:舩木渉、ショーン・キャロル、チェーザレ・ポレンギ/文:舩木渉)

これぞ“鹿島らしさ”。相手の良さを消しゲームを支配。タイトルを獲ってこその「常勝」

11月23日、Jリーグチャンピオンシップ準決勝が等々力陸上競技場で行われ、川崎フロンターレを1-0で破った鹿島アントラーズが決勝進出を決めた。引き分けでは敗退となる状況で、まさに勝負強さを発揮した「常勝軍団」には、やはり“勝者のメンタリティ”が脈々と受け継がれている。(取材・文:舩木渉)

サウジ戦、日本が警戒すべきは変幻自在の背番号と人選? 豪州の主力選手に与えた驚き

ロシアW杯アジア最終予選でグループBの3位につける日本代表は15日、同首位のサウジアラビアをホームに迎える。互いの勝ち点差は3ポイントあり、W杯出場権獲得のために勝利以外許されない状況だ。しかし、相手の実力は未知数な部分も多い。そこで一足先に対戦したオーストラリア代表の主力選手にサウジアラビア代表を分析してもらった。(取材・文:舩木渉)

ケイン、アーセナル戦で示した万能型ストライカーの価値。トッテナムは台風の目になるか

プレミアリーグ第11節が現地時間6日に行われ、アーセナルとトッテナムによる「ノースロンドンダービー」は1-1の引き分けに終わった。今季こそ優勝を狙うトッテナムにはエースのハリー・ケインが復帰。進化を続けるスパーズの背番号10の重要性を改めて認識させられる試合となった。(文:舩木渉)

久保建英の早すぎたJデビューが持つ大きな危険性。無視すべきでない怪我のリスク、成長妨げる過剰報道

久保建英のJリーグデビューに180人を超えるメディアが殺到した。試合後の囲み取材で、15歳の中学3年生はおしくらまんじゅう状態の記者たちに数十cmの距離で詰め寄られるように質問攻めにされた。ピッチ上の出来事にはほとんどフォーカスされない、あまりの異常さに日本サッカー界への危機感を抱く。久保の才能を花開かせるために我々に求められることは何か。今一度考えたい。(取材・文:舩木渉)

まさかの逆転喫した川崎F。足りなかった意思統一。CSこそ「風間体制」集大成披露を

11月3日、明治安田生命J1リーグ2ndステージ最終節が各地で行われた。試合開始前の時点で首位・浦和レッズを年間勝ち点で「1」下回っていた川崎フロンターレ。ガンバ大阪をホームに迎え、前半は今季最高とも言えそうなパフォーマンスを見せた。だが、2点リードからまさかの逆転を許し、年間勝ち点1位の座は逃してしまった。等々力のピッチでは、何が起きていたのだろうか。(取材・文:舩木渉)

クロップ・リバプール、“真のキーマン”。「速守速攻」のスタイル支えるフィルミーノの献身性

リバプールは現地時間29日、プレミアリーグ第10節でクリスタル・パレスと対戦し、アウェイで4-2の勝利を収めた。ユルゲン・クロップ体制2年目となったリバプールだが、「速守速攻」のスタイルが定着しつつある。今のリバプールのスタイルで“真のキーマン”となっているのは、ブラジル人アタッカーのロベルト・フィルミーノだった。(文:舩木渉)

ルヴァン杯決勝でPK失敗の呉屋大翔、直後の試合で先発起用。指揮官の「メッセージ」

ガンバ大阪の呉屋大翔が苦しんでいる。大学No.1ストライカーとして鳴らした昨年から一転、プロの壁は厚かった。ルヴァンカップ決勝でのPK失敗から1週間、若者の勇気に期待する指揮官に重要な試合で先発に抜擢された、ゴールに飢える22歳の覚悟に迫る。(取材・文:舩木渉)

齋藤学のドリブルは何が優れているのか。同僚・対戦相手が感じる凄味。変幻自在の足運びと緩急

2016シーズンのJ1で際立った活躍を見せている齋藤学。以前にもましてドリブルのキレに凄味が出てきており、対戦相手に脅威を与え続けている。横浜F・マリノスのドリブラーは具体的に何が優れているのだろうか。対戦相手、チームメイトの言葉から、その秘訣を紐解く。(取材・文:舩木渉)

豪州に移籍した楠神順平。現地メディアからの絶賛。“第二の小野伸二”になれる可能性

Jリーグのシーズン途中でオーストラリアへの移籍を決断した楠神順平。海を渡ってウェスタンシドニー・ワンダラーズに合流してから早3ヶ月、そこにはすでに周りの信頼を勝ち取りつつある頼もしい姿があった。ついにAリーグ開幕戦に臨んだ日本人アタッカーの今に迫る。(取材・文:舩木渉【シドニー】)

浦和・西川とG大阪・東口、東西の日本代表GKが語るルヴァン杯決勝3つの分岐点

10月15日、埼玉スタジアムでルヴァンカップ決勝が開催され、PK戦で浦和レッズがガンバ大阪を下し、13年ぶりの同大会(以前はヤマザキナビスコカップ)制覇を果たした。120分で決着がつかない締まりのあるゲームとなったが、その要因の一つとして、浦和・西川とG大阪東口、両GKの働きが挙げられるだろう。試合後に2人が語った言葉から、同試合3つの分岐点を紐解く。(取材・文:舩木渉)

浅野拓磨が日本の「切り札」になるために必要な「結果」。豪州FWケーヒル、実績に裏打ちされた信頼

ティム・ケーヒルの存在は試合前からトラウマのごとく日本人の頭から離れなかった。途中出場の際、36歳のベテランはピッチ横に立つだけで会場の空気を一変させた。そんな選手は今の日本代表にいるだろうか。しかし、そうなれるポテンシャルを秘めた若武者がいる。(取材・文:舩木渉)

豪州からただよう王者の自信と余裕。“宿敵”ケーヒルはジョーカー起用か【日本戦予想スタメン】

昨年アジア王者に輝いたオーストラリア代表は、泰然自若の構えで日本代表を迎え撃つ。チーム周辺からは緊張感というより誇りと威圧感すらただよう。日本では引き分けすら許されない論調が世間一般を支配しているが、ライバルはこの一戦にどう臨むのか。現地取材をもとに予想する。(取材・文:舩木渉【メルボルン】)

豪州側から見た日本戦。元代表選手、現地記者らが語る「ライバル」との大一番

日本代表にとってロシアW杯最終予選で最も重要なアウェイゲームが11日のオーストラリア戦だ。長年ライバル関係を築いてきた両国。ホームのオーストラリア側はこの試合をどう見ているのだろうか。現代表選手、元代表、メディアの3つの視点から大一番を展望する。(取材:植松久隆・舩木渉、文:舩木渉【メルボルン】)

齋藤学が不在のマリノス。ルヴァン杯準決勝で問われるマルティノスの真価

今季、抜群の存在感を示してきた齋藤学が日本代表にも追加招集され、横浜F・マリノスは背番号11を欠いてガンバ大阪とのルヴァン杯準決勝に臨む。左サイドのアタッカーが不在という状況で、オランダの世代別代表歴を持つマルティノスの真価が問われる時がきた。(取材・文:舩木渉)

楠神の豪州移籍に現実味はあるのか。現地WSWサポーターが分析するチーム事情と補強プラン

オーストラリアでサガン鳥栖の楠神順平がウェスタンシドニー・ワンダラーズに加入するのではないかというニュースが流れた。これまで小野伸二をはじめとした多くの日本人選手を獲得してきたクラブだが、移籍の噂は現実味のあるものなのか。現地でチームを追い続ける熱狂的サポーターの力を借りて分析した。(取材・文:舩木渉)

あの涙から2年…グリーズマンはフランスの伝説になれるか。立ちはだかるは2人の“赤い悪魔”

ついにEURO2016もクライマックスを迎えた。開催国フランスとポルトガルによる決勝は日本時間11日朝4時にキックオフとなる。優勝はアントワーヌ・グリーズマンに導かれたフランスか、はたまた徐々に本領を発揮しつつあるポルトガルか。全世界注目の一戦を占う。(文:舩木渉)

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