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サッカー日本代表、カタールW杯パフォーマンス査定まとめ。世界にその名を知らしめたのは誰?

シリーズ:日本代表パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

長友佑都(背番号5)


【写真:Getty Images】


ドイツ代表戦:57分 OUT
評価:B

 悪くはなかったが、効果的なプレーも少なかった印象。セルジュ・ニャブリがあまり縦へと仕掛けてこず、ドイツ代表の攻めも左サイドが基本だったので、1対1で粘り強さを発揮するシーンは限られていた。攻撃に参加する回数も限定的で、前田大然のヘディングにつながるクロスを上げたのが最大のハイライトだった。

コスタリカ代表戦:HT OUT
評価:B

 一列前の相馬勇紀とうまく連係できず、かなり雑なパスを出してしまうこともあった。それでも守備面でのパフォーマンスは安定していて、マッチアップする選手に素早く寄せ、前を向かせることなく左サイドに蓋をしていた。前半のみで交代となったため、評価が難しいところではあるが、C寄りのB評価が妥当だろうか。

スペイン代表戦:HT OUT
評価:B

 左ウィングバックで出場した。ドイツ代表戦、コスタリカ代表戦同様、攻撃面で目立った働きを見せたわけではなかったが、守備ではまずまずの対応を披露。スピードに長けるニコ・ウィリアムズをそれほど気持ちよくプレーさせていなかった。またも前半のみで交代となってしまったため評価が難しいところだが、1点で抑えたこともあり及第点に。

クロアチア代表戦:63分 OUT
評価:B

 味方との呼吸が合わなかったり、可能性の低いクロスを上げたりと、攻撃面でのクオリティーはお世辞にも高いとは言えなかった。しかし、肝心の守備で問題になるようなプレーはなく、マッチアップしたアンドレイ・クラマリッチに決定的な仕事を与えることがなかった。評価は非常に難しいのだが、良くも悪くも及第点といったところだろうか。

酒井宏樹(背番号19)


【写真:Getty Images】

ドイツ代表戦:フル出場
評価:B

 前半は何度も自身が受け持つ右サイドをやられてしまった。PK献上のシーンでは中央の選手に釣り出され、伊東純也と連係できないまま大外をポッカリと空けてしまっていた。それでもウィングバックへポジションを移した後半は、攻守において効果的なプレーを披露。終盤に足を引きずっていたのは少々気がかりだ。

コスタリカ代表戦:出場なし
スペイン代表戦:出場なし

クロアチア代表戦:74分 IN
評価:B

 ボルナ・バリシッチとの空中戦にことごとく勝利。ファウルを多く取られたのは不運だったが、負傷明け1発目とは思えないほどパワフルだった。相手に押し込まれる時間帯でも、自身の受け持つ右サイドをそう簡単にはやらせず。2点目の阻止に動いた森保一監督の期待に応えるだけの内容だったと言っていいだろう。

山根視来(背番号2)


【写真:Getty Images】

ドイツ代表戦:出場なし
評価:なし

コスタリカ代表戦:フル出場
評価:C

 可能性のある斜めへのパスを差し込んだりと、攻撃面での働きは悪くなかった。しかし、守備面が怪しく、前半にイエローカードを貰ったことでその後のプレーを難しくしてしまったのは反省点。また、あまりフォーカスされていないが、32分に自陣で当たり負けし、ボールを奪われたのはかなり危険だった。ファウルかどうか微妙で、主審の笛に助けられたと言わざるを得ない。

スペイン代表戦:出場なし
クロアチア代表戦:出場なし
評価:なし

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