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Jリーグ 1年前

2023年Jリーグ戦力値ランキング1~9位。J1全18クラブの陣容を分析。優勝候補はどこ?

シリーズ:Jリーグ戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:名古屋グランパス


監督:長谷川健太
2022順位:8位(30得点/35失点)
2022成績:勝ち点46(11勝13分10敗)
戦力値:78(攻撃力18、守備力22、選手層19、勝負強さ18)

 34試合を戦って30得点35失点という結果では、上位争いに加わることは難しかった。GKランゲラックを擁する守備陣は3バック変更を機に最適なバランスを見つけたが、ファストブレイク頼みだった攻撃は迫力を欠いた。

 得点力不足解決のカギはキャスパー・ユンカーの加入だ。ユンカーが最前線を走ることで、永井謙佑やマテウス・カストロの特徴も活きるだろう。和泉竜司、山田陸、米本拓司という中盤な新たな顔ぶれは、中盤に新たなオプションをもたらす。野上結貴の加入により、3バックも高いレベルの競争が生まれている。

 相馬勇紀らが抜けたウイングバックの人選など、やや不安要素を残す部分もあるが、今季は不安が期待を上回るシーズンとなりそうだ。長谷川健太監督は清水エスパルス、ガンバ大阪、FC東京でそれぞれ2年目に結果を残している。堅守は浸透しているだけに、課題は明確。昨季はラスト15分の得点数がリーグワースト2位タイの5得点。交代選手も含めた攻撃陣のクオリティが上がれば、昨季以上の順位も見えてくる。

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