フットボールチャンネル

Jリーグ 1年前

2023年Jリーグ戦力値ランキング1~9位。J1全18クラブの陣容を分析。優勝候補はどこ?

シリーズ:Jリーグ戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:サンフレッチェ広島


監督:ミヒャエル・スキッベ
2022順位:3位(52得点/41失点)
2022成績:勝ち点55(15勝10分9敗)
戦力値:86(攻撃力22、守備力21、選手層20、勝負強さ23)

 ミヒャエル・スキッベ監督が就任した昨季は、アグレッシブなプレーが連続する魅力的なサッカーがチームに浸透した。来日が遅れた影響で開幕から2試合は不在だったが、その後は着実に成果を残していった。2つのカップ戦ではともに決勝進出を果たし、YBCルヴァンカップ制覇という結果を残した。さらなるスタイルの深化が見込める今季は優勝争いの主役となる可能性も秘めている。

 野上結貴と藤井智也が抜けたが、サイドのスペシャリスト志知孝明が加わった。中野就斗や山﨑大地という2人の大卒ルーキーは昨季の満田誠のように1年目からレギュラー奪取を狙えるポテンシャルがある。ユースから昇格した越道草太、怪我から復活を目指す東俊希、2年目の棚田遼など楽しみな若手も多く、青山敏弘らベテランも健在。多くの主力が残った今季の陣容は、近年で最高クラスの充実度を見せる。

 昨季の2強、横浜F・マリノスと川崎フロンターレに大きく劣る部分はないと断言できる。ただ、ライバルクラブも広島の研究を進めているはずで、それを上回るオプションや優位性を作る必要があるかもしれない。

1 2 3 4 5 6 7 8 9

KANZENからのお知らせ

scroll top