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まさに大出世! JFL→J1主力に這い上がった苦労人10人。躍進の末にスター軍団の仲間入りを果たしたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 日本でトップレベルの選手が集うJ1リーグでは、日夜厳しい競争がおこなわれている。その中で、アマチュアカテゴリーであるJFLからのし上がった選手も複数いる。そこで今回は、JFLでデビューしてからJ1へと活躍の場を移していった選手をピックアップする(データは11月10日の『transfermarkt』を参照)

GK:一森純

横浜F・マリノス所属GK一森純
【写真:Getty Images】

生年月日:1991年7月2日
デビュークラブ: レノファ山口(当時JFL)
J1デビュークラブ:ガンバ大阪

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 セレッソ大阪の下部組織で研鑽を積んだ一森純は、関西学院大学を経て、2014年に当時JFLに昇格したばかりのレノファ山口に加入した。1年目からリーグ全26試合に出場すると、10試合でクリーンシートを達成。2014シーズン終了後にはJFLのベストイレブンにも選出されている。

 同シーズン年間4位につけた山口は、たった1年でJ3に昇格。2015シーズンも一森は正守護神として活躍し、リーグ戦全36試合に出場した。この年は16試合でクリーンシートを達成し、チームのJ3制覇に大きく貢献した。

 翌2016シーズンも山口で戦ってJ2リーグ30試合に出場したものの、一森は2017年に移籍を決断。ファジアーノ岡山に活躍の場を移すと、3年にわたってチームの守護神として活躍した。そして2020年1月、ガンバ大阪へ完全移籍で加入する。

 最初の2シーズンは元日本代表GK東口順昭の控えに回っていたが、2022年3月19日に行われたJ1リーグ第5節・アビスパ福岡戦でベンチ入りすると、同月26日に行われたYBCルヴァンカップ・グループリーグ鹿島アントラーズでトップチーム初出場を果たした。最終的にこの年の一森はリーグ戦でも9試合に出場している。

 翌2023年2月には横浜F・マリノスに期限付き移籍すると、いよいよJ1でも定位置を掴む。8月6日の浦和レッズ戦で負傷するも、その期間を除くほとんどの試合でピッチに立つ。

 今季はG大阪に復帰しており、リーグの開幕戦からスタメンの座を勝ち取った。以降今日に至るまでリーグ戦全試合フル出場を果たしており、キャリアハイと言っても差し支えない働きを見せている。今シーズンのG大阪の失点数はFC町田ゼルビアの「31」に次ぐ少なさで、36試合を終えた段階でわずか「34」だ。クリーンシートは12試合を数えている。

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