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Jリーグ 7か月前

識者が選ぶ最強SBは!? Jリーグ能力値ランキング1〜10位。サイドのスペシャリストたち! トップに立ったのは?

シリーズ:Jリーグ能力値ランキング text by 河治良幸 photo by Getty Images

9位:広瀬陸斗(ひろせ・りくと)

広瀬
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年9月23日
所属クラブ:ヴィッセル神戸
能力値:79(攻撃力80、テクニック85、スピード75、パワー75、守備力80)
スペシャリティ(特殊能力):高精度のクロスボール

 抜群のキック能力を持つ攻撃的なサイドバックでありながら、本人が自負するように、高度な戦術眼こそがスペシャリティだ。右利きながら左右のサイドバックとして高水準のパフォーマンスを発揮することができる。

 ヴィッセル神戸の吉田孝行監督は広瀬陸斗をウイングとして起用するケースも増えており、ポジションに応じた役割をこなしながら、長いレンジの正確なキックを発揮できるのは素晴らしい。サイドからのクロスは高いアシスト力を誇るが、反対側のスペースを走る味方にピタリと通すサイドチェンジはJリーグで追随を許さないレベルにある。それは技術面だけでなく、試合の流れを読みながら、広い視野でスペースを狙う味方を見逃さないインテリジェンスによるところが大きい。

 若い頃はひ弱な印象もあった広瀬だが、プロの舞台でJ2とJ1の様々なクラブを渡り歩きながら、フィジカル的なベースも積み上げてきて今に至る。特にパワーやスピードを武器とする相手のサイドアタッカーを封じ込む仕事は目を見張る。空中戦もポジション取りや跳躍のタイミングが良いので、176cmというサイズ以上に競り勝つシーンが見られる。

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