3位:濃野公人(のうの・きみと)

【写真:Getty Images】
生年月日:2002年3月26日
所属クラブ:鹿島アントラーズ
能力値:81(攻撃力85、テクニック80、スピード90、パワー75、守備力75)
スペシャリティ(特殊能力):ステルスラン
ポテンシャルとしてはJリーグのサイドバックとしても1、2を争うタレントであり、高い技術とセンス、フィジカル的な強さを備えている。
ルーキーイヤーだった昨シーズン、リーグ戦9得点をマークして、いきなりベストイレブンに輝いたが、得点のほとんどは流れからペナルティエリア内に走り込んで、味方のラストパスに合わせる形からもたらされており、SNSなどでは「なぜ・そこに・濃野」という言葉が話題になるほど。ただ、それはランコ・ポポヴィッチ体制で、攻撃面ではかなり自由が与えられていた背景もある。
鬼木達監督になり、守備のオーガナイズやサイドバックの攻撃参加に手が加えられたことで、昨シーズンに比べると、フリーダムでゴール前に入るシーンは減ったが、ノーマルな右サイドバックとしてのビルドアップやアウトサイドの上下動で役割をこなしている。その分、ゴールが少なくなることは仕方がないが、アシストの数字はもっと付けていきたいところだ。
個としての守備能力も着実にアップしているが、やはり不安なのは怪我で、昨年の後半途中に離脱、完全復活を期した今シーズンもYBCルヴァンカップのレノファ山口FC戦で痛めた影響からか、その後のリーグ戦を欠場した。相手の対策も強まっている中で、やや苦しい2年目となっているが、ここを乗り越えてスケールアップできるかは注目していきたいところだ。