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本田千尋

フリーランスのサッカーライター。ドイツで香川真司を中心に数多くの選手、試合を取材・執筆した。現在は帰国し、欧州を中心にレビューコラムを執筆中。

異能との戦いを日常のものとする移民の存在。ドイツのW杯優勝の要因にブンデスリーガの下部組織改革あり

ヨーロッパ勢初となる南米大陸でのW杯優勝を果たしたドイツ。この快挙の裏には、様々な要因が考えられるが、その中でも移民を含めたブンデスリーガの下部組織改革の影響が大きい。

「偉大なヨギ」「永遠の指揮官」。4度目Vのドイツ、現地はレーブ監督を激賞

W杯優勝から一夜明け、ドイツは祝福ムードに包まれた。メディアが賛辞を贈ったのはレーブ監督だ。2006年から代表スタッフとしてチームに関わってきた指揮官にはこれ以上ないほどの賞賛を受けた。

ドイツを優勝に導いた理想と現実の“バランス”。アルゼンチンを上回った“総合力”

ブラジルW杯決勝は、延長線にもつれこむ接戦となったが、ドイツがゲッツェのゴールで競り勝った。メッシという稀代の天才を擁するアルゼンチンを突き放すことができたのはなぜか? そして大会を通じて見えたドイツの強さとは?

「日曜日にメッシは王位を抱くだろう」。アルゼンチンの優勝を確信するクリンスマン。ドイツメディアは期待と警戒まじりに高揚

日本時間14日午前4時にキックオフとなるブラジルW杯決勝、ドイツ対アルゼンチン。準決勝では、地元ブラジルを7-1と歴史的大勝で下したドイツだが、メディアに楽観した空気はない。さらに、クリンスマンはアルゼンチンの勝利を確信しているようだ。

「向こう百年に渡って、人はこの試合を忘れないだろう」。ブラジル戦の歴史的大勝にドイツメディアは絶賛の嵐

ブラジルW杯準決勝、開催国ブラジルを相手に7-1で勝利を収めたドイツ。地元メディアは、この歴史的大勝に手放しで称賛を送っている。

ダブルボランチへのプレスでブラジルの中盤を無効化したドイツの戦略。あまりに強く、成熟の時を迎える

ブラジルW杯準決勝、ドイツ代表はブラジル代表を7-1で破った。大量得点の要因は、ブラジルの中盤を存在しないも同然としたドイツの戦略にあった。

「今や我々がW杯の本命」。チアゴ・シウバ&ネイマール欠場で優勝への期待高めるドイツメディア

日本時間9日午前5時、ドイツ代表はW杯準決勝で開催国ブラジルと対戦する。優勝へ向けて最大の難関となったが、ブラジルは主将のチアゴ・シウバとエースのネイマールが欠場。地元メディアは優勝への気運を高めている。

神の手を持つ男ノイアー、黄金の手腕を持つ男レーブ。フランス撃破にドイツメディアは絶賛。「4度目Vの夢をさらに見させる」

ドイツは、フランスを1-0で下してブラジルとの準決勝に駒を進めた。地元メディアは、この試合で決勝点を決めたDFマッツ・フンメルス、FWカリム・ベンゼマのシュートを止めたGKマヌエル・ノイアー、そしてヨアヒム・レーブ監督の手腕を絶賛した。

ポゼッションの旗手はスペインからドイツへ。ボール支配率50%も、フランス相手に示した確かなスタイル

W杯ベスト8でフランスを1-0で下したドイツ。ラームを本職の右サイドバックに戻したことで、攻守に活性化したようだ。そして、ポゼッション・スタイルも本領発揮。いまや、ポゼッションの旗手はスペインではなくドイツにあると言える。

フランスの“新星”グリーズマンを警戒するドイツ。指揮官はラームのポジションに悩む

今日激突するドイツ対フランス。ドイツのメディアはフランスの攻撃陣にかなりの警戒をしていることが分かる。特に若手FWのグリーズマンを意識しており、彼が先発か否かでラームをどう起用するのか、指揮官も頭を悩ませているという。

「ハラハラする勝利」。アルジェリア下したシュールレ&ノイアーを絶賛も準々決勝フランス戦へ危機感示すドイツ紙

アルジェリアを延長戦で下してベスト8入りを果たしたドイツ。地元紙は決勝点を挙げたアンドレ・シュールレと積極的な飛び出しでピンチを凌いだマヌエル・ノイアーを絶賛。しかし、ビルトは準々決勝フランス戦へ危機感をあらわにした。

アルジェリアに苦戦もドイツが見せた強さとしなやかさ。流れを変えたレーブ采配“ラームのポジションチェンジ”

アルジェリアを延長戦の末、下したドイツ。苦しんだ試合をものにしたのはある監督の采配にあった。ボランチのラームを本来のポジションである右サイドバックへ。固執しない変幻自在のスタイルが勝利を呼び込んだ。

敵は内にあり。アルジェリア戦へ慢心を警戒するドイツメディア。西ドイツ時代に2戦2敗も余裕漂う

日本時間7月1日午前5時にキックオフとなるドイツ対アルジェリア。ドイツメディアにアルジェリア代表を紹介する記事は見受けられず、余裕ともとれる空気が漂っている。

好調のドイツに現地メディアは興奮気味。見据えるのはベスト16の先、早くも決勝を意識

アメリカに快勝し、ドイツメディアはやや興奮しているようだ。決勝点のミュラーを絶賛するとともに早くもベスト8以降を見据えている。このような風潮に釘を指すメディアもあるが、アルジェリア戦が勝つ前提が大勢のようだ。

ドイツ代表が見せた新たな柔軟性。“バイエルン組”によるトリプルボランチ

引き分け以上で決勝トーナメントが決まるアメリカ戦。両国との優位な状況にあって比較的“緩い”試合ではあったが、ドイツはきっちりと弱点へのアプローチを見せるとともに、新たな柔軟性も見せた。

ブンデスリーガで10人以上プレーも、ドイツであまりに低い日本への認知度。W杯出場国であることを知らない人も

数多くの日本人選手がプレーするブンデスリーガ。にもかかわらず、日本への関心度はドイツであまり高くない。W杯についての論評もごくわずかだ。

ドイツメディアが殊勲の同点ゴール、クローゼを絶賛。「メガ・ジョーカーになる」「おじいちゃんが救う」

ガーナと引き分けたドイツ。1点をリードされ厳しい状況の中、チームを救ったのは途中出場のクローゼだった。同点ゴールをあげたベテランはドイツメディアはこぞって賛辞を贈る。

ドローに持ち込むもガーナの知略に苦しんだドイツ。浮き彫りになった優勝候補の構造的欠陥

打ち合いになったドイツ対ガーナは2-2の引き分けに終わった。ドローには持ち込んだが、ドイツが苦しんだのは事実。何が原因だったのか? 知性に富んだガーナの戦略が優勝候補の欠陥を浮き彫りにした。

ドイツメディアが見た日本。「奇妙な試合」「何もしない」、日本代表へ理解示せず。逆にギリシャは評価「勇気ある10人」

日本代表が引き分けに終わったギリシャ戦。ドイツのスポーツ誌はどのように報じたのだろうか。

「誰が本当のロナウドだ?」。3得点のミュラーに最大の賛辞。圧勝に興奮するドイツ、首相もロッカールームに乱入

難敵ポルトガルに4得点、圧勝したドイツ。国内メディアは少々興奮気味にその様子を伝えている。ハットトリックのミュラーには当然のように賛辞。引き合いに警戒していたクリスティアーノ・ロナウドを出した。

速攻もポゼッションも自由自在。ドイツ快勝、前線の流動性でポルトガルを圧倒

ドイツが強敵ポルトガルに4-0と素晴らしいスタートを切った。ポゼッションスタイルに固執することなく、速攻でも迫力ある攻撃を繰り出した。

ドイツメディアが見た日本。「アフリカ人は引いた。ザックジャパンは前に行く必要があった」。勝敗分けた“目覚めさせる人”

日本代表が逆転負けを喫したコートジボワールとのW杯初戦。ドイツのスポーツ誌はどのように報じたのだろうか。

ドイツ誌が分析したコートジボワール代表の強さと弱点。「巨大な攻撃ポテンシャル」「守備は脆弱、軽はずみなファウルも」

日本時間15日に日本がW杯初戦で対戦するコートジボワール。ドイツのスポーツ誌はどのように特集、紹介しているのだろうか。Kicker誌は、攻撃面を高く評価したものの、守備面には厳しい評価を与えた。

ポドルスキ、ドイツ“のラッキーボーイ”となるか。アルメニア戦1ゴール3アシストでロイス欠場の不安を払拭

アルメニアとのテストマッチでマルコ・ロイスが負傷し、欠場か決定したドイツ代表。しかし、この試合では代わって途中出場したルーカス・ポドルスキが爆発。ドイツを勝利に導くラッキーボーイとなるのだろうか。

ドイツ誌が見たW杯日本代表。本田・岡崎ら評価する一方でDFとFWを不安視。グループは2位争いの予想

ドイツの二大スポーツ誌「SportBild」と「Kicker」。両誌は日本代表をどう見たのか? 長所や短所など詳細な分析が掲載されている。

良くも悪くもペップ・バイエルンの“模倣”となったドイツ代表。ポゼッションスタイルは実現もW杯では「危険な綱渡り」

ペップ・バイエルンのポゼッションスタイルを模倣したドイツ代表。カメルーンとのテストマッチではカウンターへの弱さも露呈した。本大会まで残り1試合と限られた時間で精度を上げる事ができるのだろうか。

「恐ろしくよく走る」。“マラソンマン”クラマー、W杯ドイツ代表入りなるか? レーブ監督も高評価「率直にチャンスはある」

ボルシアMGで活躍したクリストフ・クラマー。当初はポーランドとの親善試合のみの招集だったが、この試合のプレーを目の当たりにしたレーブ監督は急遽30人の代表候補に加えた。最終メンバー23人入りへの最終選考は慣れ親しんだホーム、ボルシア・パークだ。

ヘルタ移籍の原口元気は活躍できるのか? 戦術は適合、激しいポジション争い勝ち抜けるかが鍵

ヘルタ・ベルリンへの移籍が決まった原口元気。主戦場となる左サイドのポジション争いは激しいが、細貝の存在は心強い。ヘルタが移籍金を支払ったことやフットサルの経験もプラスだ。

市場価値で見るW杯での日本の“立ち位置”。8グループ中最下位の「C」、ザックジャパンはその中で3位

W杯出場国の中で日本の立ち位置はどこにあるのか? ひとつの指標となるのが市場価値だ。選手の移籍金の目安となる価値をドイツの移籍市場専門サイトが発表している。このたびW杯についての特集で、32ヶ国の価値が明らかになった。

ドイツ主将ラームは妻のために。私利私欲を超えた4年に一度の祭典。W杯は誰のために戦うのか?

W杯は誰のために戦うのか? もちろん自分のためであり、チームメートのためであり、国のためである。ただ、それだけではない。4年に一度の世界最大の祭典には私利私欲を超えたものが存在する。

進撃のドイツ代表。固まったレーブ監督による“プランA”

ドイツ代表が動き出している。5月13日にはポーランドと親善試合を行い、平均年齢21.87歳と驚きの若いメンバーを組んだ。そこで見えたのはレーブ監督がブラジルW杯で志向したいスタイルだ。

長谷部が孤軍奮闘、鼓舞し続けたが――。戦意なく、残留への気持ち感じられなかったニュルンベルク

10日に行われたブンデスリーガ最終節。シャルケとのアウェイ戦という厳しい状況ながら、入れ替え戦圏内への浮上の可能性も残していたニュルンベルク。しかし、生き残りへの気持ちは欠片もなく敗戦。降格が決まった。

ブンデス最終節、三つ巴の残留争い。厳しい状況のニュルンベルクは清武の奮起が鍵握る

10日に最終節を迎えるブンデスリーガ。残留を争うHSV、ニュルンベルク、ブラウンシュヴァイクの3チームは全てアウェイゲームに臨む。昨シーズンにホッフェンハイムが起こした奇跡的な残留を果たすチームは出るのだろうか。

ブンデス日本人選手、第33節現地採点を振り返る。敗戦も孤軍奮闘の岡崎。EL争いは最終節に決着へ

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第33節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

バイエルンだけでなく――。レアルによって打ち砕かれたドイツサッカーの自信。W杯への不安も

チャンピオンズリーグ準決勝でレアル・マドリーに敗れたバイエルン・ミュンヘン。自信に満ちていたムードから一転、ドイツ国内ではW杯を戦う同国代表への不安も囁かれ始めている。

王者バイエルンはなぜ敗れたのか? レアル戦で見えた未熟な姿とペップ・スタイルの脆さ

チャンピオンズリーグ準決勝、逆転を狙ったバイエルン・ミュンヘンだが、レアル・マドリーにホームで無残に敗れた。常に追いかける展開でらしさを失っていたのは事実。だが、まだこのチームは成熟していないということは忘れてはいけない。

ドイツ国内では皆が逆転勝利を確信。ペップ・バイエルンがレアルにまだ見せていない“別の顔”

いよいよレアル・マドリーとバイエルン・ミュンヘンの巨人対決も決着がつく。初戦を落とし、不利なバイエルンだがむしろ自信は高まっている。彼らには初戦とは違う別の顔がある。“偽9番”の採用で流動性はさらに加速する。

ブンデス日本人選手、第32節現地採点を振り返る。残留への大きな貢献を果たしたW酒井の安定感

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第32節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

逆転狙うレアル戦、ペップの自信を裏付ける脅威のデータ。バイエルンの決定機成功率は100%

チャンピオンズリーグ準決勝1stレグ、先勝しながらも限界を露呈したレアル・マドリー。対するバイエルンはグアルディオラ監督が余力を残したと発言…。決勝に駒を進めるのはどちらか、様々なデータから2ndレグを占う。

レアルですら王者にとっては期待外れ? 敗戦もペップ・バイエルンにみなぎる“逆転への自信”と“余裕”

CLベスト4。レアル・マドリーのホームに乗り込んだバイエルン・ミュンヘンは0-1で敗れた。だが、バイエルンは追い込まれていない。彼らの言葉からはホームでの試合で逆転する自信すら感じさせる。

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