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本田千尋

フリーランスのサッカーライター。ドイツで香川真司を中心に数多くの選手、試合を取材・執筆した。現在は帰国し、欧州を中心にレビューコラムを執筆中。

ブンデス日本人選手、第31節現地採点を振り返る。残留へ貴重な勝利に貢献した酒井宏樹

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第31節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

クラブが、ペップが、メディアが“待ち望んだ”相手。レアル戦、バイエルンがついに本気を出す

ペップ・バイエルンは待ち望んでいた。本気を出せる相手を。CL準決勝でようやくそれが現れた。レアル・マドリーだ。クラブ、そしてメディアにとってもそれは同様だ。

クラブ歴代3位のタイトル保持数。ペップ・バイエルンの核、シュバインシュタイガーという生きる伝説

若干のつまずきを見せたが、ペップ・バイエルンが再び3冠に向けてスタートを切っている。そのチームの中核をなすのがシュバインシュタイガー。タイトル保持数は歴代3位、現役では最多である。まさに生きる伝説となっている。

ブンデス日本人選手、第30節現地採点を振り返る。低評価も悪くなかった清武

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第30節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

逆転残留を狙う“最下位”ブラウンシュヴァイク。小さな町の小さなクラブが繰り広げる「胸を打つ戦い」

シーズンも佳境を迎えるブンデスリーガ。序盤は最下位を独走したブラウンシュヴァイクだが、猛然とした追い上げを見せて残留圏も視界に捉えた。監督とも契約延長で信頼を示し、選手、ファン、全ての人々が闘争心を掻き立てている。

ペップ・バイエルンは未だ進化の途上。マンUとの対戦で示した“バルサ超え”への道程

欧州チャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ、バイエルン・ミュンヘンはホームに香川真司所属のマンチェスター・ユナイテッドを迎えた。ペップ・バイエルンが今なお進化の途上にあることを示す一戦だった。

白い巨人を追い詰めたドルトムント。その中心にいた絶対的支柱レヴァンドフスキの存在

レアル・マドリーを相手に敗退を喫したドルトムント。それでも、胸を打つ戦いを繰り広げてプライドを示した。その中心にはレヴァンドフスキの存在があった。

引いて守る相手にも揺るがないペップの自信と陽動作戦。マンU戦の鍵握るバイエルンの「プランB」

8日に行われるチャンピオンズリーグのベスト8・2ndレグ、ホームでユナイテッドを迎え撃つグアルディオラの自信とは? バルサ時代には失敗に終わった「プランB」の存在が勝敗を分けるのか。

ブンデス日本人選手、第29節現地採点を振り返る。CBとしても奮闘の細貝へ低評価、採点「4」は妥当か?

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第29節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

わずかな差の積み重ねがなんと140億円の差に。ドルトムントとシャルケに見る、資金力と成績の関係

ドルトムントとシャルケ。ルール地方のライバルクラブだが、近年はドルトムントが成績面でリードしている。その大きな要素となっているのが、資金面だ。両クラブの収益を比べるとみえてくるものがある。

昨季は勝利も今季はレアルに完敗。ドルトムントはなぜ“らしさ”を失ってしまったのか?

チャンピオンズリーグのベスト8、レアル・マドリー対ボルシア・ドルトムントの一戦は3-0とホームのマドリーが勝利した。ドルトムントは昨季勝利した相手であったがらしさがまるで出せず完敗。レヴァンドフスキの欠場でなぜそこまで機能しなくなってしまうのか?

守備的スタイルの中での“危険な賭け”。モイーズはバイエルン戦でなぜ香川を投入したのか?

1日に行われたチャンピオンズリーグのベスト8。ホームにバイエルン・ミュンヘンを迎えたマンチェスター・ユナイテッドは1-1で引き分けた。前評判通りポゼッションで圧倒されたユナイテッドだったが、試合運びは見事だった。そんな中、香川を投入した意図とはどこにあるのか?

ドイツでは警戒論も香川の名も一切なし。史上最強バイエルン、CL・マンU戦への絶対的な自信

かつて香川真司はドイツで輝きを放った。それもあり、バイエルン対マンチェスター・ユナイテッドでの一戦では香川の名がメディアに登場するかと思いきや、一切ない。そればかりかユナイテッドへの警戒論さえないのである。王者の絶対的な自信が見える。

ブンデス日本人選手、第28節現地採点を振り返る。再度の先発奪取、成長を続ける酒井宏樹

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第28節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

1試合平均719本・成功率88.8%、機械のようなパス回し。データが示したバイエルンの圧倒的な支配力

バイエルン・ミュンヘンがブンデスリーガを無敗で優勝した。しかもまだ3月。その強さは彼らのボール支配=パス回しにある。データでもライバルを圧倒していたことが証明された。

ブンデス日本人選手、第26節現地採点を振り返る。ヘルタに欠かせない細貝の闘争心

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第26節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

今季もCLベスト8、強さ維持しているが――。なぜドルトムントは今なお香川真司の復帰を望むのか?

ゼニトを退け、CLベスト8入りを決めたドルトムント。未だ強さを維持しているが、それでも香川真司の復帰を望む声は強い。マンチェスターでの不遇は当然影響しているが、それ以上の理由がある。

ブンデス日本人選手、第25節現地採点を振り返る。ニュルンベルク残留を左右する清武のパフォーマンス

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第25節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

これぞクラブと街スポンサーの幸福な関係。ドイツ駐在員の心を繋いだフットサル大会

瀬田元吾という名を聞いたことがある人もいるかもしれない。フォルトゥナ・デュッセルドルフ日本デスク担当である彼がフットサル大会を開始した。企画した意図とは何か? 瀬田氏に話を聞いた。

CLアーセナル戦、前半45分はウォーミングアップ。“勝ち疲れ”のバイエルンが見せた余裕と気の弛み

王者バイエルンが危なげなくCLベスト8入りを決めた。1stレグで2点のリードを持ち、ホームにアーセナルを迎えた2ndレグは1-1のドローだったが、どこか余裕を感じさせた。

ブンデス日本人選手、第24節現地採点を振り返る。岡崎と細貝に感じる、根性とは別のサッカーに対する飽くなき渇望

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第24節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

優勝候補ドイツに残る不安、試行錯誤の日々。解決策はペップ・バイエルンへの模倣か

W杯優勝候補の1つ、ドイツ。だが、不安要素はある。それがワントップだ。健在とはいえ、ベテランのクローゼが未だにスタメンに名を連ねている。レーブ監督はある変化を加えようとした。そしてそこに見えるのは現代最強チーム、ペップ・バイエルンの影響だ。

ブンデス日本人選手、第23節現地採点を振り返る。ヒーピアを不安にさせた岡崎

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第23節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

22試合で22通りの布陣、無限の流動性。ペップ・バイエルンは本当に複雑なのか?

ペップ・バイエルンのサッカーは見ていて楽しい。だが、どこか“複雑”に思えなくもない。一つとして同じ布陣で戦うことなく、無限にポジションチェンジを繰り返す。複雑に思っても無理はないかもしれないが、彼らから発せられるのはシンプルなメッセージだ。

ブンデス日本人選手、第22節現地採点を振り返る。岡崎の献身性がもたらした“珍事”

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第22節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

イブラが放った圧倒的な存在感。パリの“役者”がレバークーゼンを辱めた伝説的な夜

CLベスト16でまさかの大差がついた。パリ・サンジェルマンが敵地でレバークーゼンを0-4と粉砕した。下馬評では有利だったものの、ここまでの大差がなぜついたのか? 一人のスーパースターが輝きを放ったからに他ならない。ズラタン・イブラヒモビッチは圧倒的な存在感を示した。

ポジションの概念を“消した”ペップ・バイエルン。敵地でも73%のボール保持、なぜこんなにも強いのか?

CLベスト16、アーセナル対バイエルン・ミュンヘンは0-2でバイエルンが勝利した。アウェイでも73%という高いボールポゼッション率で圧倒的な強さを見せたペップ・バイエルン。なぜこんなにも強いのだろうか。

ブンデス日本人選手、第21節現地採点を振り返る。清武の評価はなぜ低かったのか?

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第21節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

ブンデスリーガ・デビューを果たした長澤和輝。ケルンで踏み出した確かな一歩

今冬、ケルンへ加入した長澤和輝。専修大学からブンデスリーガへの移籍を果たし、話題を呼んだ選手である。その長澤がついにデビューを果たした。短い出場機会であったものの、確かな一歩を刻んだのであった。

ブンデス日本人選手、第20節現地採点を振り返る。得点王ラモスを支える献身性、細貝に納得の高評価

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第20節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

セレッソからドルトムントへ。孤軍奮闘する丸岡満の現在地

弱冠18歳、丸岡満がドイツで奮闘している。クロップ監督らドルトムント首脳陣に評価され、期限付き移籍。現在は同クラブにU-23でプレーし、トップチーム昇格を目指している。

ブンデス日本人選手、第19節現地採点を振り返る。清武と細貝はなぜ低評価だったのか?

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第19節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

エースの帰還、反撃の狼煙を上げたシャルケ。内田はフンテラールと共に地元誌の一面飾る

いまいち波に乗り切れていなかったシャルケだが、後半戦の初戦でHSVを一蹴。反撃の狼煙を上げたのは怪我から復帰したエース、フンテラールだ。試合後に発売された地元誌では内田篤人と共に一面を飾った。

W杯優勝の最有力候補ドイツ。ベテランGKバイデンフェラー招集の意図とは?

欧州予選も圧倒的な成績で勝ち上がり、ブラジルW杯の優勝最有力候補にあげられるドイツ代表。そんなチームに一人のベテランGKが招集された。33歳にして初選出のバイデンフェラーだ。ドルトムントで奮闘するGKになぜ声がかかったのか?

圧倒的な攻撃力と新星ボランチの台頭。CL出場権も狙える躍進を続ける“スーパー・ボルシア”

ブンデスリーガで躍進を続けるチームがある。現在3位につけ、CL出場圏内。圧倒的な攻撃力と若きボランチに牽引され、メディアからもその戦いは称賛されている。“スーパー・ボルシア”と呼ばれるそのチームは、ドルトムントではなく、あの内弁慶チームだ。

対戦国より“第4の敵”、W杯よりCL。まだまだ下火の“ブラジルへの熱”に見える大国ドイツのプライド

W杯の組分けをドイツはどう見たのか。メディアではW杯特集が組まれ、識者もコメントを寄せた。そこにあるのは目に見えない“第4の敵”への強い警戒だ。だが、そもそもの熱気はどうだろうか。まだ人々の関心は完全にブラジルへ向いているわけではない。

CL決勝トーナメント進出を決めたシャルケ。“前半戦で一番大事”な一戦で勝利に貢献した内田の安定感

負ければシャルケの今季のCLはそこで終了だった。最終節のバーゼル戦、勝利が絶対条件の中、この試合をものにし、決勝トーナメント進出を決めた。内田は先発フル出場。安定したプレーでチームに貢献した。

ライバル復帰も替える理由はない――。成長を続ける酒井宏樹が勝ち取った『信頼感』

フランクフルト戦に勝利し、連敗を止めたハノーファー。日本人SB酒井宏樹はこの日も先発フル出場、勝利に貢献した。成長を続ける酒井はチーム内での存在感も大きくなり、監督からの信頼も勝ち得た。ライバルであるチェルンドロが復帰したが、彼をすぐ替える理由はない。

CSKAでは既に“浮いている”存在。王者バイエルンに本田圭佑が示した確かな存在感

CSKAモスクワはチャンピオンズリーグでバイエルン・ミュンヘンをホームに迎えた。試合は敗れたが、本田圭佑は確かな存在感を示した。PKでのゴールもそうだが、欧州王者相手に奮闘。むしろ周囲がついていけないほど、いい意味で“浮いた”存在であった。

ドルトムントを圧倒した“スーパー・バイエルン”。ブーイングを静寂に変えた“裏切り者”ゲッツェ

先週末、バイエルンがライバルであるドルトムントを一蹴した。アウェイで3-0。ゲッツェの“強奪”により新たな因縁も生まれ、スタジアムには喜怒哀楽が渦巻いていた。

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